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コーチはかぶらない

苫米地式コーチング認定コーチの萩原崇です。

コーチングでは共感や同調はしないということをtweetしました。

コーチングセッションでは、共感的理解も感情移入もしません

表向きはしている(ように見せる)のですが、無意識領域では興味ない態度を取っています(笑)。

クライアントが一般的に想像するような、は寄り添うような姿勢で、共感しながら話を傾聴していると、陽性転移や転移性恋愛が発生したり、依存関係を築いてコーチングが継続したり、するかもしれません。

ただし、それは現状のコンフォートゾーンの肯定で、現状の臨場感を強化することになってしまいます。

コーチの仕事は、ゴール側の臨場感を強化して、クライアントを不安にさせることです。(詳しくは『オーセンティック・コーチング』を参照ください。)


共感しない、傾聴しない、というこの考えはコーチング特有かなと思っていましたが、最近のキャリアカウンセリング(キャリアコンサルティング)でも同じような考え方が出ているようです。

キャリコン1.0のステージだと、共感傾聴、ラポール形成を重要スキルとしますが、キャリコン3.0のステージだと、視点の切り替えを重要スキルとするようです。


だからコーチはクライアントのネガティブな感情を受け取って自身が「共感疲労」してしまうことはないですし(もちろんそれ以外の訓練を積んでいるからということもあります)、
気功師が患者の影響を受けてしまう、いわゆる「被り(かぶり)」ということも起きません。

実はコーチ同士では相互に影響を与え受け取ってしまうこともあるのですが、それはまた別の話で。