暁の手記 その26

生きるのが辛い。どんなに楽しいことをしていても、少し気分が落ちただけで、この軟弱な体はサーバーダウン、いわゆる発作が起きてしまう。身体的に異常はなく、かかりつけ医には解離症状だと言われ、ずっと辛かった。
根本的な解決策はなく、今の所は私はこの厄介な体と共に生きていかねばならなかった。
中学時代からの仲のいい友達がいた。その子の誕生日に遊びたいなと言ったら適当に断られた。時間が無い中だったのでしつこく迫ったのは悪い事だと思っている。
Xが繋がっていたのでその後に更新されたツイートを見て、その日は既に先客がいてめちゃくちゃ豪華な誕生日を楽しんでいたのだった。
また今度遊ぼうね、の言葉すらなかった。
ショックで、悲しくて、悔しくて私は帰りながら発作を起こしてしまった。
救急車まで来て、大事になってしまった。
まぁ、幸いにも市内だった為家まで送ってもらって事なきを得た。
それからずっと気分の落ち込みが続いていて、
今日も昼間は大丈夫だったけど、夕方になるとダメになって、最終的に自傷に走った。
父も母も姉も自傷は辞めてくれと言う。
でも、誰も私のこの苦しみは分からないだろと思ってしまう自分がいる。
痛みを感じている時だけが、生きていると感じる。
出来ることなら誰かに殺して欲しい。
茂に、真さんに、射士郎に、この人生の終止符を打って欲しい。それまでアイドルの推したちの曲を聴いているから。
もう生きるのに疲れたよ。

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