ビジネスにおけるポピュリズム
社会全体の潮流として、とりわけSNS、twitterの潮流として、大した内容もないくせに、時流に乗った、大衆迎合的な振る舞いをすることによって、批判力を持たない金魚的市民を扇動しようという動きが見られる。そういった動きを主導するファッションビジネス芸人は残念ながら現代の社会では幅を聞かせており、一つのビジネスモデルとして成功してしまっている。そして、その位置を狙おうとする「何者かになりたい」というプラカードを厚顔無恥にも提げた輩が量産されつつある。
しかしながら、このモデルというのは、批判力を持たないものを扇動するという意味で不健全であるし、それを扇動する側もその空虚さにも一定自覚的な層がいるように思える。
これは政治で言われるところのポピュリズムの一態様とも言え、歴史が証明するように不可避的なものではあろう。しかし、現在あまりに力を持ち過ぎてしまっているように感じる。この流れを緩めることができないかというのが最近のテーマである。
この流れを緩めることの処方箋の1つは、今の状況を明確に言語化することだと思う。もちろんリーチできている層は限定的だが、自分が周囲と話す限り、現在のこういった状況に対して「違和感」を感じている層は一定数いる、そういった人の無意識的に感じられている違和感を明確化することによって、上記の流れに対する「寒さ」を社会的に共有するというのが1つの手段だと思う。
この見方は極めてステレオタイプ的であるし、横柄な見方なのかもしれない。しかしながら、一定社会の流れを言い当てているという自負はある。色々な人の批判を期待しつつ、上記論点を社会に呈したい。
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