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幕間

先日、一区切りつきました。
長女、小学校卒業。
6年間の子供時代が花冷えの日、幕を下ろしました。

成長についてここに書こうと思えば
膨大な量と時間と喜びと後悔と希望と不安が必要なので書きませんが。

ありがとう、小学校!!!
結局この一言に尽きますね、「たくさんの経験をありがとう。」

思い返すと長女の小学校時代、
私は保育士としての仕事を続けることに迷いはなかった。

早番と遅番のシフトでは実家に預けて出勤した。
長女の帰る家は日によって違った。

「シングルマザーなうえにこんなんでいいのか?」

離婚したことに後悔は微塵のみの字もなかったけど
「毎日帰ると温かい雰囲気の家でゆったり」をさせてあげられないことは
いつも私の心をチクチクつっついた。

「毎日帰ると温かい雰囲気の家でゆったり」なんて、目指していたわけでもないのに、なんだろ、いつの間にか負い目を感じていたのかな。

長女が高学年に差し掛かる前に家族の形が変わって
産休育休を過ごし
私が家にいることが日常になった頃からの記憶しかない。

こうなる前はどんなことをして過ごしていた?
休みの日は何をして遊んだ?
長女の話をゆっくり聞いていたっけ?

今、彼女が見せる笑顔が、今までの道のりが間違っていなかったことを
証明してくれているけど

いつの日だったか、友達とトラブルを起こした長女が
「だってママは家にいなかったから、話せなかった」
この言葉が胸をえぐったことを私は忘れない。

言葉が出なかった。
代わりに涙が出て止まらなかった。

家族って、大切にしないといつの間にか離れていっちゃうんだ。

今私は在宅ワークを軌道に乗せたいと奮闘している。
家事もおろそかにするほど。
(苦手ってのもあるけどね!ドラえも〜ん!家事全部やってぇ〜)
できたら保育士と在宅ワーク半分ずつにしたい。

おチビたちが生まれてシフトに入れないリアルと
家族でゆったり笑って過ごしたい理想を
ボウルに入れて混ぜて焼いたら
はい、「在宅ワーク頑張るママ」の出来上がり!

「だから母親は自分の時間を子供に使うべき」という話ではなくて
「自分の家族を大切にしたい」と思った私の選択の仕方。

長女の小学校6年間は「フルタイム保育士頑張るママ」
卒業と同時に幕を開けた(いやもう開いてたか)これからは
「・・・・?」

この「・・・」にどんな言葉が入るかは、私次第。
私もまるで義務教育のように、日々学んでいる。

幕が降り、幕が開いた、
そんな春。

長女、小学校卒業おめでとう

保育士頑張らせてくれてありがとう

これからも君の未来を応援させてね。
私も頑張るからさ。一緒に頑張ろう。

ご清聴、ありがとうございました。(校長風)



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