見出し画像

別解を科学する 私の別解#01 ~安定志向の学生から急成長ベンチャーの創業者へ~[X Mile 野呂 寛之様]【読了目安:5分】

こんにちは、脱・優等生研究所です!
「別解」ってなんだ?について語っている前回の記事は読んでいただけましたでしょうか?
まだの方はコチラも是非!

今回からは、別解を追い求められている方々にインタビューさせていただきながら、何をきっかけに、どういう思いで彼ら・彼女らが別解に挑まれているのかを紐解いていきます。

記念すべき第1回は、今非常に勢いに乗られているX Mile社(https://www.xmile.co.jp/)の代表取締役、野呂 寛之氏にお話を伺わせていただきました。
非常にユニークなご経歴の方なので、楽しんで読んでもらえれば幸いです。

では、早速本編どうぞ!



1.野呂さんの現在地・注力していること

脱・優等生研究所(以下、脱優):
 X Mile社を起業され、現在は代表取締役としてご活躍されていると思いますが、野呂さんの現在地や注力されていることについて教えていただけますか?

野呂 寛之氏(以下、野呂氏):
 私たちは、日本経済の停滞感を打破していこうと考えており、「令和を代表するメガベンチャーを創ろう」というミッションを掲げています。
 イメージとしては、弊社内はかつての日本経済の高度成長期のように、以前私が働いていたベトナム同様に経済がどんどん伸びていて、社員の給与も上がっていく、そして私たちが巨大化して、日本のスタンダードになっていくというのが理想です。
 また、「テクノロジーの力でノンデスクワーカーが主役の世界を」というビジョンのもと、我々の衣食住を支えているインフラになっており非常に重要な役割を担われている一方で、社会的地位があまり高いとはみなされていないノンデスク産業(トラックドライバーや職人さんなど)にスポットライトを当てていきたいと考えています。
 具体的には、ノンデスク産業向けのバーティカルSaaS事業とHR事業を展開しており、レガシー産業におけるソフトウェアの浸透に注力しています。

企業理念、https://speakerdeck.com/xmile/recruitより

2.起業されるまでの社会人生活

脱優:
 野呂さんはどのように社会人生活をスタートされたんでしょうか?

野呂氏:
 転機となった企業はPaymeという会社でした。
 新規産業で働く、熱量の高いメンバーと一緒に働くというのが好きだったので、ベンチャーで働きたいという思いがあったのですが、当時いくつか内定をもらっていた中で、「オフィスはワンルームマンション、社員も1人」という創業したばかりのPaymeが非常に面白そうに感じたんです。
 他社は既にある程度のアセットがあって、自身の裁量が限られてしまう。他方で、まだ何もなくて課題だらけのPaymeなら自分の力で何かしら成功させたという感覚が絶対に大きくなり、自信につながるのではないかと思いました。
 また、当時社長の後藤さんがDeNA投資部門やメルカリで働いた経験をお持ちの方で、新規事業やビジネスモデルのスキーム設計など、0→1フェーズに非常に詳しかったんです。
 ビジネスを作るうえで、0から1を生み出すのが非常に重要ですが、0→1フェーズに詳しい方は一部の創業社長に限られると思うんです。この人の近くで働きたいと思い、Payme社に入社しました。

脱優:
 Payme社ではどのような役割を担われていたんでしょうか?

野呂氏:
 それまでに培った経験(建設のバーティカルSaaSベンチャーやテラモーターズでの事業グロース経験経験)を活かして、セールス・マーケティングを中心に価値を発揮して事業をグロースさせることに注力していました。
 また、入社後半年頃には、取締役COOを任せていただいて、社会人経験の浅い若造が取締役会に参加して、株主への説明を行うという非常にチャレンジングな経験をさせていただきました。
 「株主と企業ってこういう関係性なんだ」「会社運営ってこういうことなんだ」というのを肌で感じさせてもらい、大変貴重な経験をさせて頂きました。

3.なぜ、今の道に進んだのか?

脱優:
 もともと起業したいという思いがあったんでしょうか?

野呂氏:
 親族が医者ばかりの環境だったので、医者になることを期待されていまして、もともとはかなり安定志向の人間だったと思います。
 ただ、私の中で転機となったことが3つあり、「いずれ起業したい」という思いが芽生えるようになりました。

 1つ目は、高校生時代に行ったアメリカでの経験です。
 16歳の時に初めてアメリカに1人で行かせてもらう機会があったのですが、そこでマインドセットが大きく変わりました。
 というのも、アジアや中東からアメリカに来ている人は「国のためにこうやろう」とか視座が高い人が多い一方で、日本人は遊び感覚で留学にきている方が多く、私の目には対照的に映りました。
 その時に、「日本はこのままだとまずいのではないか」という危機感が芽生え、北海道に戻ってからも、「何か大きいことを成し遂げたい」と漠然と想うようになりましたね。

 2つ目は、Payme社のフェーズの変化です。
 主に事業をグロースさせるところで価値を発揮していましたが、だんだんと組織が大きくなり、成長していくようになったタイミングで、「市場選定含めてゼロから自身で新しい事業を立上げる経験をしてみたい」と思い始めました。

 3つ目は、経営ポジションで創業期から関与し、成功体験を積めたことです。
 営業実績とファイナンスの両輪を回して、組織も大きくしてという全体のサイクルを経験し、一種の成功体験を積むことが出来ました。
 後藤さんが0から1を作って、それを10にして、というのを間近で見ていたので、起業がすごく身近になりました。「自分でもできるかも」みたいな感覚ですね。結果として、起業してみたいというふわっとした思いが具体的になりましたね。

脱優:
 起業されてから苦労する場面も多かったと思います。どのような壁がありましたか?

野呂氏:
 起業してからの初期は困難の連続でしたね。
実際、事業アイデアが定まらなかったり、事業が動き始めても人がなかなか採用できなかったり、大企業では味わえない危機的状況がありました。
 幸いなことに今は事業が大きくなってきていますが、最初の半年くらいは社員もおらず、事業も定まっていなかったので、一番精神的にきつかったですね。
 また、当初考えていた事業アイデアがうまくいかず、「自分は事業を作る力がないのかもしれない」「もうちょっと事業経験を積んだ方がいいんじゃないか」と悩んだ時期もありました。
 社員も当時誰もいなかったので、その時に、幸いにもいくつかのメガベンチャーの新規事業ポジションのお誘いをいただきまして、お話を伺う機会があったんです。その際に、改めて「今の会社に全力でコミットするのが自分の人生なのではないか」ということに気が付き、覚悟が決まりましたね。

創業時の自宅オフィス、https://www.fastgrow.jp/articles/x-mile-noro-watanabeより

4.野呂さんにとっての「別解」とは?

脱優:
 もともとは安定志向の人だった野呂さんにとっての「別解」とは何でしょうか?

野呂氏:
 一言でいうと、「ロマンと算盤(そろばん)のバランス」です。
 これは、前職で働いていた際に、常々言われた言葉で、今でも自分の中で大切にしています。
 社員からは、私は「算盤の人」と思われているかもしれないですが、実際には、起業するタイミングや未経験の事業への事業転換のタイミングなど、本当に大事な瞬間は情熱で意思決定してきているので、「ロマンで動いて、算盤で戦略的思考をする」ということを意識しています
 会社が大きくなると、説明責任も大きく求められますので、数字に拘りますが、人生一回ということで、算盤だけでなく、ロマンも大切にしていきたいと日々思っています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000063503.html

脱優:
 「ロマンで動いて、算盤で戦略的思考をする」素敵な考え方ですね!
 特に大企業やコンサルなどでロマンをくすぶらせている方も多いと思いますので、非常に参考になると思います。

5.今求めている人材について

脱優:
 最後に、今後X Mile社で「こんな人に活躍してほしい」「私たちはこういう方を求めている」などあれば是非教えてください!

野呂氏:
 私たちは「社会課題を事業やテクノロジーの力で解決したい」「熱量高い組織で大きな目標を達成したい」などの想いを持ったメンバーを幅広く募集しております!

ご興味持って頂いた方は以下より採用情報をご確認頂けると嬉しいです。
ぜひ一緒に令和のメガベンチャーを創り上げましょう。

脱優:
 今日は貴重なお話ありがとうございました!

野呂氏:
 こちらこそ、ありがとうございました!


【X Mileについての情報はこちらから】

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000063503.html

▼ 採用情報
採用ページ
https://www.xmile.co.jp/recruit

応募はこちらから
https://hrmos.co/pages/xmile/jobs/0000058

▼参考リンク
・コーポレートサイト
 https://www.xmile.co.jp/
・ロジポケ
 https://logipoke.com/
・X Work クロスワーク
 https://x-work.jp/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?