在宅勤務はパワハラ無縁で、出社必須はパワハラあり

パワハラは、上司と部下が出社して顔を合わせるから起こる。
出社して一日の大半を職場で過ごす。
最近は上司と部下に限らないが、職場で顔を合わせていれば、
「こいつ気に食わない」「この人とは合わない」ということはよくある。
プライベートであれば気の合う人とだけ付き合えばいいが、
職場であればそういう訳にはいかない。
フラットな関係性であればまだいいが、職場には上下関係がしっかりある。
そのため、パワハラ上司に出会ってしまったら、ひたすらパワハラに耐えるしかない。

もし在宅勤務であれば、出社しない。                 上司と部下が、直接顔を合わせる機会は減る。
会議や打ち合わせはzoomで行うとしても、必要最低限しか顔を合わす機会がなくなる。
顔を合わす機会が少なくなれば、お互いにストレスも減るので、「こいつ気に食わない」「この人とは合わない」という感情が芽生える機会も少なくなるはずである。

自分は、出社必須のパワハラありの会社にいた頃にこんなパワハラを受けた。
いきなり胸倉をつかまれて突き飛ばされたり、             仕事を終わって帰ろうとすると、                  「他の人が仕事しているのにお前は帰るのか」            「おまえは協調性がない奴だな」                   と同僚の前で延々説教された等。                   このようなパワハラは、在宅勤務なら無縁である。

ただ在宅勤務でも、
Web越しに暴言を吐かれたり、
Web会議で業務とは関係のない説教を延々とされる
などリモートハラスメントが話題になっているので、パワハラ無縁ではないという意見もあるかもしれない。

リモートハラスメントもつらいかもしれないが、出社して顔を合わせて直接暴言を吐かれたり説教されたりすることに比べれば全然ましではないか。 また、在宅勤務であれば、証拠としてパワハラを録画・録音することも簡単である。パワハラ上司に対して抑止力も働くので、今後在宅勤務が定着していきお互いの適度な距離感が築けていけば、パワハラ無縁の可能性もあると思う。

だから、在宅勤務はパワハラ無縁で、出社必須はパワハラありは一理ある。
どんな会社も、今はパワハラがなくていい職場だと思っていても、出社して顔を合わせる限り、異動や転勤で新しい上司がやってきて、パワハラに合うリスクは誰もがある。

今はコロナ渦で棚ぼたで在宅勤務している、そのおかげでパワハラ上司の顔を見なくて精神衛生いいという声も多い。ただこれからも在宅勤務が続くかは分からない。コロナが落ち着いたとしても景気が悪くなれば、残念だがパワハラは増える。

もしパワハラが嫌なら、今のうちから準備しておいた方がいい。     在宅勤務を軸に転職先探しするのもありだと思う。

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