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就学先を考える(小学校編③)

前回までのお話は就学先を考える(小学校編①)就学先を考える(小学校編②)続きになります


⑤発達テストを受ける
⑥就学相談会(保護者、子供 )
⑦医学診断の為の面談(保護者、子供 )
⑧就学指導委員会にて話し合われ⇒答申を伝えられる
⑨就学先決定
⑩就学時健診

⑤発達テストを受ける
就学指導委員会に提出する為の資料の一つに知能検査の結果が必要とのこと
当時、医療機関と繋がっていなかった為、発達相談センターを通じて
検査が受けられるということで夏休みに受けました

⑥就学相談会
子供と一緒に教育委員会に出向き、保護者と子供は一時的に離れて、保護者はアンケートや面談を受け、子供は相談員から個別と集団での様子を確認されました
終了後、担当者より子供の様子を聞くことが出来、本人の特性の一つ
見通しが持てない事への不安の強さがその時も顕著に表れていたと報告を受けました

⑦医学診断の為の面談
市の嘱託の児童精神科医師との面談を発達相談センターで受ける為、夫も
同席して子供と3人で向かいました
医師は最初、子供に対していわゆる自閉症スペクトラム傾向にある子供への検査手法の一つに「サリーとアン」という人形を用いたお話を聞かせ、その後に質問をするという事を子供にしました
その後、私たち夫婦と話しを行い、医師は面談での子供の様子や
知能検査の結果や発達相談センター等での報告を元に
息子は自閉症スペクトラムの境界域(グレー診断)だろうと言われました

最近、多くの保護者が子供の発達度合いを懸念して児童精神科への受診予約が殺到している
息子の場合、病院へ通院させる事よりも環境調整してあげる事が大切だろうと説明を受けました
私達からは学区の小学校がマンモス校であること、学区には情緒支援学級がないので、その場合は学区外の近隣の学校へ通うことになることを相談しました
医師もマンモス校が学区の小学校であることは心配視している印象でした

私は初めて医師から息子が自閉症スペクトラムの傾向にあると告げられて
正直ショックな気持ちとホッとした気持ちと両方が混在していました
やはりそうだったのかと、でもこれで育て方の問題ではないんだなと
医師から認めてもらえたようにも思いました

⑧就学指導委員会にかけられ ⇒ 答申を伝えられる
担当者から結果が出たということで面談に出向きました
結果は自閉症情緒特別支援学級が妥当だろうというものでした

補足説明として、この結果を受けても保護者の意向で最終的な判断をして
構わないとも伝えられました
(答申に従わず、学区の通常学級を選択する事も可能だと)
そして保護者の意向は年内に返事を確定させてほしいとも伝えられました
この時10月末でした

これは障害者差別法によるもので答申が出ても保護者の意向で子供の学ぶ場を自由に選択して構わないというもののようでした
私はこの答申を受けて、当初より息子は情緒支援学級に進む方が良いと思っていたので背中を押された気持ちでいました

長くなりましたので続きは次回に最終回として綴りたいと思います