宿泊学習(小学生編)②

何度か本人にグループ行動の時や過ごすお部屋でのメンバーが誰と一緒なのか聞いてみると名前が解らない、でも顔見れば解るというなんとも頼りない回答で大丈夫かな?と気になっていました
そして前日の朝になると実は【しおり】にメンバーの名前を書く欄があるけれど書けていないことが判明して、どうするのか様子を見ていると今日交流先の先生に聞いてみるとのこと
以前の息子ならばギリギリまでその状況を言わず、土壇場で不安をこぼして結果的に母から先生に連絡してというパターンになっていたと思います
自ら交流先の先生に聞きに行くという決断が出来、実際に聞く事が出来たようです

いよいよ当日の朝
予報通りあいにくの雨でしたが、本人の気持ちは落ち着いていて
淡々と朝食を取り、登校していきました

学校まで送っていくと
どうやら通常級の子達は大きな荷物を持って登校している様子、そこで事前搬入は学校側の配慮であったことに気づきました
当日は体育館に集合だったのですが、支援級の子達の大きな荷物も先生方が教室から体育館へ移動して下さったようです

2日間とも残念ながら雨でしたが、引率された先生から時より送られてくるメールから子供達は全員参加出来た事、ウォークラリーが予定よりも短いコースで実施され雨風が強くびしょぬれとなったので着替えをしたこと、どの子も元気に過ごしている様子など送られてきました

翌日予定通りの到着時間で帰ってくると本人は良い顔で帰ってきました
バス到着場所で解散式を終えて、自宅まで帰る道中、以前ならば重たい荷物を持って~と母に託していたところ
今回は自分で持つから大丈夫と運んでいました
これは後日談ですが、今回のしおりに目標を記入する欄がありそこに
【自分の事は自分でやる】と書いてありました
自分なりに色々考えているのだなあと成長を感じる事が出来ました

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担任の先生との面談でも 宿泊学習の事を伺いました
参加するにあたって事前に、部屋割りやウォークラリーでのグループは支援級の子達と組みたいか、それとも交流先の子達と組みたいか意向をそれぞれの子に聞いた時に息子は交流先の子達と一緒が良いと返答したとのこと
その結果希望した子達は全てバラバラに交流先の子達とのグループ分けとなり参加していたとのこと
この辺りも先生からの促しではなく、自らの希望であったこともびっくりしました
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夏休み中にふとした会話の中で息子から「○○は(宿泊学習で行った場所)僕を成長させてくれた所なんだよ」と
突然の言葉に一瞬ドキリとしながらも平然を装いどうしてそう思う?と聞いてみると
「絶対に行きたくないと思っていた宿泊学習に参加出来た事、友達同士で部屋で一晩過ごした事、雨の中ウォークラリーをやりきったこと 全部楽しく過ごせたんだよ これってすごい事だよね」と

5年前の事をずっと引きずっていたのは私だけで、息子はこの5年の間で様々な出逢いと経験の中で出来る事が増えて大きく成長してきているのだなぁと思えてうれしくなりました

心配、心配とガードするだけでなく、見通しを持たせた説明や情報提示は随所に取り入れながら、本人がどう感じ、自らどう動くか見守ることがこれから必要になってくるのだなぁとこれまでのステージから一段階引き上げなければいけないと思ったのでした

以上で宿泊学習について未就学児時代と小学生時代を終わりになります
長文お読みくださりありがとうございました