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冷水司流の水風呂論

お初にお目にかかります。ビールと水風呂は冷たければ冷たいほど良い!でおなじみ。冷水 司流(ひやみず つかる)でございます。

腕組おじさん
熱波師みたいな恰好してますが、やったことはありません。

最近暑いですよねー。ひとたび外に出ればサウナに入ったみたいに汗だくになっちゃいます。難儀な季節です。しかし、悪いことばかりじゃないんですよ。夏は水風呂とビールがサイコー中のサイコーになっちゃう季節でもあるんです。

えっ水風呂が苦手・・・?ちゃんと入ったことない・・・?

(ちょっと聞いてないすよ。雰囲気キンキンに冷えちゃってますよー)
「キンキンってことは水風呂みたいでいいじゃないですか」
確かに

すみません。思わずサウナカウンセラーに電話してしまいました。でも無問題。私が今回は皆さんに水風呂のすばらしさとマナーについて冷静にレクチャーさせていただきます。

あーきれいな水。

まず、水風呂というのはその名のとおり、冷たい水が貯まった浴槽のことです。水温はお店によって様々ですが、比較的高いところだと20℃くらい。めちゃくちゃ低いところで5℃くらいのところもありますね。なお、水温が1桁台の水風呂を「シングル」と呼びます。知っていると通ぶれますよ。

水風呂の役割はもちろんサウナで火照った身体を一気に冷やすことです。この温度差が「ととのい」の方程式なんです。なのでぜひ皆さんにも水風呂に入ってほしい!自分はもはや水風呂に入るためにサウナ入ってるんで。

(ちょっと気持ちが乗ってきました)
「あ、よかったです」

さて、ここから水風呂の入り方です。まずサウナに入る前に水風呂の水温を手で確認したほうがいいですよ。サウナに入る長さは「時間」ではなく、「水風呂に気持ちよく入れる体温になったか」なので、水温チェックは忘れずに。

そしてサウナでしっかり温まります。先ほどチェックした水温を参考に入る時間を調整してくださいね。温まりが足りないと水風呂が楽しめません。ただ追い込みすぎも身体に毒ですよ。

サウナから出たら、いよいよ水風呂・・・とその前にかならず汗を流しましょう。汗を流さずそのまま水風呂に入る不届き物がいますが、サウナ界でも1,2を争う大罪なので、一生ととのわない呪いをかけます。

しっかりしたいい桶ですね。これがあればOKなんてね。

大体水風呂とか近くのお風呂の縁にこういう桶があると思います。これは誰かが気まぐれで置いているわけではなく、汗を流すためにおいてある可能性が高いです。ない場合は、シャワーで流しましょうね。この時、流派が2種類ありまして、「心臓に悪いからあえて冷たい水をかけて慣らす派」と「水風呂に入るまで身体を冷やしたくないのでお湯派」なんですが、これに関しては好きにしてください。

あー水風呂を想像するだけで口角上がっちゃいますね。

さて、いよいよ水風呂ですよー。水風呂で覚えておいてほしいのは「すっと入ってじっとする」これだけです。大体苦手って言ってる変な人は、ゆーっくり入って、プルプルしてます。あとサウナでの温まりが足りないかです。

すっと入ってじっとしていると、身体の周りに温度の羽衣ができて、「無限に入ってられるモード」に突入します。突入しない場合はやっぱり温まりが足りないです。

一般的に水風呂から上がるタイミングはこの羽衣が無くなってきたらです。あとは心拍が強くなってきたらとか、吐く息が冷たくなってきたらとかがあります。自分のタイミングを見つけてください。

あと外気浴をする場合は、外の気温も計算に入れるとグッドです。夏なら水風呂でしっかり目に冷やす。冬なら軽く冷やしてあとは外気で冷やす。という感じ。

上に何かあるというわけじゃないですよ

ほら、簡単でしょ。なんか苦手だった人もチャレンジしたくなってきたはず。あとサウナはどの地域でもある程度いい設備を用意できるんですが、水風呂については水質がもろに影響するので土地によって特色が出るのがサイコーポイントですね。静岡なら「しきじ」、熊本なら「湯らっくす」など水風呂の聖地もたくさんあるのでぜひ楽しんでください。

(あー早くシングル入りたい)

それでは私も水風呂が恋しくなってきたので、ここら辺で。まだまだ語りたいことがあるのでどこかでお会いしましょうね。水風呂でお待ちしています。


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