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冷静になって「えんとつ町のプペル」を振り返ってみる
映画「えんとつ町のプペル」3度目の鑑賞を本日済ませてきた。
3度目ともなるとそこそこ冷静に俯瞰的な観点で評価できるようになっているらしい。いや、それでも泣くんだけれど(笑)
あるレビューを見ていて宮崎吾郎監督の「ゲド戦記」と比較する声があった。宮崎駿監督の息子で大作を手掛けたこともあり当時かなりの酷評があったことが記憶にある。
実際に初プロデュース作品というのは素人の考えが及ばない格闘があるんだろうということは理解できる。
この動画の冒頭で岡田斗司夫さんも宮崎吾郎監督のゲド戦記の話を引き合いに出されているが、たしかに映画デビュー作にゴリゴリの個性を求めるのは難しいのだろう。
と同時に、そうなんだけれどもヒットするための戦略が盛り込まれているとも語られている。
僕たちはオンラインサロンの中にいて制作段階を目の当たりにしているわけで、上記の動画内で言われる「セカンドクリエイター」という立場にある。
当然作品に対して思い入れを持った状態で見てしまうので面白みを感じるのは当たり前と言える。だからこそ客観的な視点というのは参考になる。
別のレビューでは詰め込みすぎて伏線回収しきれていないといったものもあった。外側から見るとそう感じたとしても仕方ないなとは思った。
映画を見終わって初日に書いたnoteがこれ。
この中で僕は情報量と感動量に溺れたという表現を使っているが、これを外部の人に言わせると色々詰め込みすぎて回収しきれていない部分があるということになるのかもしれない。
もちろんこれは今後発表される作品で回収されていく予定なんだろうけどこの映画を単体で鑑賞した人は、そこまで考えることがないわけで。
とはいえ、半端ないクオリティ。わかりやすいストーリー。
変に難しい評価をつけなくても一緒に行った娘たちが涙していた、という事実だけ見てもいい映画だったというのは間違いない。
逆に詰め込みすぎている分、ここからのスピンオフをさせやすいという作りにもなっていると思う。
なにせ西野さんは300年先を見ているわけなので。
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