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耳から入る情報

最近西野さんがよく音声の話をされる。

いろんな言い方があると思うけれど、情報を技術的なものと芸術的なものとに分けて考えた時に耳から入ってくる情報はどちらかというと芸術的な側面が重視されている気がしている。

目に入ってくるものもある一定レベルで取捨選択するものだが、耳に入るものはそれ以上にシャットアウトしがちだと思う。


テレビとラジオの違いそのもので、テレビは視覚的に具体的な情報(見た目、外観)を求めているのに対してラジオは声のトーンや質(聴きやすさ、安心感)みたいなものを求めている。
それが芸術性とか品質とか言われるものだと思う。

逆に言うと聞こうとしていないものは聞こえないようにしたり右から左にうけ流すものだ。


例えば、ドビュッシーの「月の光」はYouTubeにもいろいろ挙げられている。
なかでも辻井伸行さんの演奏が僕は好きだ。

YouTubeで流していると、アルゴリズムのせいでこの演奏の後に別の人が演奏する「月の光」がふと流れてきたりするのだが、テンプレのようにイヤホンを外すか動画を停止させる。

これ聴いたあとに他の演奏聴きたくないなぁと無意識に思ってしまっているということ。

特に耳から入る情報はこの傾向が強い。


西野さんが言われるように音声メディアに参戦するのは今がラストチャンスかもしれない。

ただそこにも間違いなく品質と言われるものが大前提として存在することを理解しておいた方がいい。




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