モックモクを突き抜ける
ホントのことが言えない世界が日常となって、そこに疑いを持つ人が異端視される世の中。
たぶんそんな世界に僕たちは住んでいる。
以前オードリーの若林さんがこんな内容のことを話していた。
プライベートで海外旅行とかに行くと純粋に風景や民族の文化に感動して美しものを美しいという事ができるし楽しいものを純粋に楽しめる。
でも飛行機が日本上空から雲の下に降りようとする時、ホントのことを言えない国に帰ってきたんだなぁと思う。
日本人はとくにそういう傾向が強い。
「長い物には巻かれろ」とか「多数決」とか
「赤信号みんなで渡れば怖くない」とか。
みんなが正しいと言うものが正しい。
そして、みんな以外のものを叩いてしまう傾向がある。
赤信号をみんなで渡ろうって言ってるのに一人だけ渡らないやつがいるとそいつは間違いなく仲間外れにされる。
大人の世界でも普通にある。
だからみんなに合わせるために思ってもいないようなことを言ってみたり、
本当は納得なんかいってないけど仕方ないからと諦める。
それが折り合いをつけるってこと。
いや、誰しもが折り合いをつけているわけであって批判ではない。
冒頭の若林さんの言葉にも雲の下の世界に着陸することを残念には思いながらも受け入れている様子が見られる。
この若林さんの表現、そこかで似たようなフレーズを聞いたような・・・。
そう!
えんとつ町っぽい!
え?僕だけ?(笑)
若林さんは単純に帰国する際の心境を表現しているだけなのだが言いたいことは「黒い煙がモックモク」同じだと思う。
そしてモックモクを突っ切る勇気を西野さんが示してくれている。
試行錯誤しながら、時には前言撤回することもありながら、それでも西野さんは西野さんのやり方を僕たちに示してくれている。
決して後退することなく、決して諦めることなく、何があっても言い訳ひとつすることなくモックモクを突っ切ろうとする姿を見せてくれる。
僕たちにできることは限られている。
だけど西野さんと一緒に戦ったという実感だけは持っておきたい。
そんな思いで映画公開まで残された1か月半を駆け抜けたい。
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