見出し画像

時々地上に降りてくる人の話

西野さんは時々思い出したかのように泣ける話を投下する。

いつものようにサロン記事を読んでいて、あっ、と思った瞬間に涙腺が崩壊しかかっていることに気づく。


何かを選択する時に、片方の選択肢は捨てなきゃいけないケースがある。
捨てなきゃいけないケースに巻き込まれて傷つく人もいるだろう。

先日、佐久間さんの話を紹介したが

このインタビューの中でこんな話が出ていて印象に残っている。

──考え続けることが大切なんですね。お笑いはいろいろな意味で、いちばん難しいジャンルではないでしょうか。

小説家の西加奈子さんが言っていたんですが、「傷つけない表現や、傷つけない笑いなんてない」んです。何かを笑うってことは、何かをバカにしていることでもあるから。だからこそ、傷つけないものなんてないってことに自覚的になれるかどうかが大切。考えるのをやめるのがいちばんダメですよね。

笑うということは誰かを傷つけるという話が出てくるが、笑いに限らずその行動、行為が誰かを傷つけてしまうことってあると思う。

そんなの気にしながら生きることなんてできないと言われればそれまでだし、その言葉に反論するつもりもないけれど傷ついている人がいるという認識を持つことを忘れたくないと個人的には思う。


そして今日のサロン記事では西野さんがそういうことを振り返ることがあるという内容の話をされていた。

キャリオクの対談の中でも腐りかけている梶原君を決して見捨てることなく天高く飛び回りながら時に地上に降りてきて梶原君を励ましていた的な話が出てきている。

僕らのような凡人にとっては計り知れない速度で走り続けている西野さんに、そういう振り返りの瞬間があるということ自体が素敵な話だと思う。
だからこそ僕はこのサロンに身を置き続けているのかもしれない。



頂いたサポートは全額#チロ公の活動資金として使わせていただきます。温かいご支援よろしくお願いいたします。