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随筆17 たまには自分の過去を振り返るか、タイトル「牛歩」

 牛歩🐂

 理想に向かって走っていると、イメージでは数年のものも、気づけば10年…というようにギャップが生じる。

 例えば、僕の場合…詳細は身バレするので割愛するが…19歳にヒッチハイクとかしてフラフラしていた。見かねた兄の紹介で、現在の会社にアルバイトで入った。

 はじめは嫌だった。だって僕は働くことが嫌いだったし、何よりも働かなくてはならないという義務感で働くのが好きじゃないから、サラリーマンには1番なりたくなかった。

 下請けの会社で黙々と仕事をしていた。

 辞めようと思い、色々なことに中途半端にチャレンジした。僕は飽き性だった。続かない。続ければ上手くいった事業はたくさんあったろう。

 契約社員になり、徹夜を繰り返し、感覚的になんでも楽しめるスキルを身につけた。

 僕は思った。嫌だと思って辞めるのはやめようと。目標を高くした。受注産業の体質から、自分が発注して会社まわすくらい、発注、受注をつくりだせば、永久機関の完成じゃないかと。

 日本の頂点目指そうと闘志を静かに燃やした。恐らく誰も気づいていない。

 僕はがむしゃらに頑張った。自分をアピールするのは大の苦手だった。でも頑張った。徹夜なんてあたりまえだった。

 ブラックとかそういうんじゃなくて、楽しかった、それだけだ。自分の意思だった。なお、今は後輩も含めて定時で帰れる環境で働いている。僕もね。たまには残業もするけど。

 残業や徹夜は自分の意思でやりたいとき、必要と感じた時にやりなさい、と思うのです。

 それから社員になって、親会社に出向となった。そのまま、転籍となって親会社の社員になった。

 働いて15年目からの再スタート。牛歩ではあるが、着実に夢に近づいていく。今は仕事を取ってくる販促活動や、受けた仕事の設計をしている。

 節目を迎えた今、今度は発注側に力を入れる。やれ!今だ!引くな押せ!

 そして…パンダになった。マジで罰ゲームだった。イメージとは恐ろしいものだ。

 やりたいこと片っ端からやっていった。失敗、失敗、失敗。その繰り返し。サラリーマン辞めようか悩んだ。二足のわらじなんて、人生そんなに甘くない、と。

 でも、今はサラリーマンが1番と言っていいくらい大好きだ。

 だから辞めるのをやめた。簡単だった。やればいい、それだけだった。サラリーマンも事業も。いずれ自然と形は成していくものだ。

 僕は飽き性だけど、自分がやれることはなんでもやろうと思った。途中でやめていいし、ハマれば続ければいい。それだけなのだ。

 牛歩だ。僕の夢は思いのほか、牛歩なのだ。イメージより10年遅れている。でも、近づいている。

 いま、人生めちゃくちゃ楽しい✨

 目指す道に良いも悪いもなくて、結局これなんだと思う。


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