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妻が「病むのに飽きたから病まなくなった」と言うていた。

以前、妻が、「私は病むのに飽きたから病まなくなった。」と言っていた。妻はその内実を言語化しなかったので、以下は私の解釈だ。

つまり病むのにはMPを100消耗する。
例えば労働は30、家事は20とする。消費MPは多いものから自動的に発動する。

若い頃はMPが160くらいあるので、病んで労働して家事をしてもMPは10余る。
MP10でこなせる余暇はTwitterとかYoutubeをボーっと観ることくらいしかないかもしれないが、取り敢えずフローは回っている。

MPの絶対量は、加齢やハードワーク、或いは病むことそれ自体によってどんどん低下していく。
一番しんどいのはMP100くらいのときで、病んだら他のことは何も手に付かなくなる。これがセルフネグレクト状態だ。
しかしもう少し老いてHP99になると、そもそも病めない。病むために必要なMPが無いからだ。下位技のミニ病みは発動することはあるが、MPの消耗は30くらいだ。
労働して家事をして、ミニ病んでも残りのMPは未だ19もある。何なら若い頃よりMPが余っているのだ。
こうすると出来ることが増え、次のステージに進むことが出来る。

そう思うと、病むことはアレルギーのようだなと思う。アレルギーも過剰に免疫を発動する体力があるから発動するのだ。老人になれば自然に治る人も多いと聞く。
今病んでいて何も手につかない人も、その苦しみが死ぬまで永遠に続くだなんて思う必要はない。若い今でさえ何も出来ないのに、老いたらマジで何も出来なくなってしまうのでは? みたいな悲観をする必要もないかもしれない。
今よりもっと体力が落ちてしまえば、何故か自然とできることが増える。
要する時間は長く感じるかもしれないが、いずれ病むのに飽きる日が来る。焦らず、そのときを待つのは悪くない。


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