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読書の履歴

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面白かったり、自分には書けないなあという物語などを備忘録として残しておきたい
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記事一覧

注目されている本を読んでみた2024.10

「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」ファンボルムさん 韓国の小説です。 冒頭の一文を収集している…

上村 楽園
4日前
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自分の小説世界を広げるために フランス篇

日本に暮らして日本の小説を読んでいると どうしても日本の小説世界が枠として意識されがちに…

上村 楽園
9日前
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最近noteで読みがいのあった小説 2024.9

「通り魔犯の元彼女」(Sophie さん) note創作大賞2024の中間選考を通過した作品です。 結婚…

上村 楽園
1か月前
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創作大賞2024 中間選考を突破した作品で惹かれたタイトル

これから少しずつ読んでみようと思っています。 エッセイ部門 学年1位の女の子が「勉強なん…

上村 楽園
1か月前
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最近noteで読みがいのあった小説2024.8

「便りの先に」(島本葉 さん) 創作大賞2024の応募作です。 第一話は期間中に読んでスキした…

上村 楽園
2か月前
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自分の小説世界を広げるために 中欧

日本に暮らして日本の小説を読んでいると どうしても日本の小説世界が枠として意識されがちに…

上村 楽園
2か月前
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創作大賞2024 読者応援期間に楽しく読める小説を紹介します

「スリープ・オン・ザ・グラウンド」(ねむるこ/小説書き さん) 面白いので、先へ先へと数日で完読しました。 中学校に爆破予告と宝があるという噂が駆け巡って、中学生が宝探しに奔走するという物語。途中で連想して、宝はあれかなと思ったのですが、予想外の宝でした。 宝さがしに必要な暗号は、中学生向きのヒントなので、「探偵さん」たちよりは先に解けましたが、あの年代の読者にはちょうどいいのでしょうね。楽しんで解けると思います。 ミステリーによくありがちな探偵とただの助手というキャラ設定で

最近noteで読みがいのあった小説2024.7

このところ、相互フォローの方に加えて、note創作大賞2024に応募しているみなさんの作品を読ん…

上村 楽園
3か月前
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自分の小説世界を広げるために 東欧 ロシア

日本に暮らして日本の小説を読んでいると どうしても日本の小説世界が枠として意識されがちに…

上村 楽園
4か月前
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自分の小説世界を広げるために バルカン半島篇

日本に暮らして日本の小説を読んでいると どうしても日本の小説世界が枠として意識されがちに…

上村 楽園
4か月前
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自分の小説世界を広げるために イタリア篇

日本に暮らして日本の小説を読んでいると どうしても日本の小説世界が枠として意識されがちに…

上村 楽園
6か月前
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自分の小説世界を広げるために イベリア半島篇

スペイン人は自国の歴史を書かないと言われます。優れた歴史本と言うと、外国の人が書いたもの…

上村 楽園
6か月前
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「深大寺恋物語」第六集を読みました。

上村は「深大寺恋物語」に応募するので、参考に読んでみました。 大賞の「かなしい赤色、しあ…

上村 楽園
7か月前
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読書感想「成瀬は信じた道をいく」

成瀬はやっぱり成瀬だった。変わらないでいてくれることが嬉しい。 宮島未奈さんの前作「成瀬は天下を取りに行く」は中学三年生の設定だったけれど、今回は高校三年生、大学一年生の設定です。 前回のタイトルも今回の伏線になっている気がします。 いつもどおりのぶっきらぼうな話し方で、まっすぐで、力強い目線。 周りの人が勝手に巻き込まれていくのですが、なんと成瀬と島崎のお笑いコンビ ゼゼカラを推しているという小学生の目線で語られるエピソードがあったり、成瀬がアルバイトをしているお店でクレー