見出し画像

Qlik Sense について

私が普段利用しているツールは Qlik Sense という分析ツールです。
BIツールの世界トップ3の1つで、良いツールなのですが、日本では意外と知られてないので、この機会に紹介したいと思います。

Qlik Senseとの出会い

当時のデータ可視化のプロジェクトでは、リレーショナルデータベース上に分析用のキューブを作るという方法が主流でした。

ところが元データの変更による変換作業やキューブ開発に結構な手間がかかり、しかも肝心のレポート画面がやたらと遅く(サーバー代をケチったせいもある)、あまり使われなくなってしまいました。

そこで代替手段を探していたところ「セルフBIツール」というジャンルがあることを知り、偶然参加した『セルフBIツール比較セミナー』でQlik Senseに出会いました。

Qlik Senseの良いところ

★ 速い!(イン・メモリ)
★ 高圧縮のデータセットとしてデータ保管・共用できる(QVDファイル)
★ データ取り込み・変換(ELT)の自由度が高い(ロードスクリプト)
★ データモデルの構築が楽(連想エンジン)
★ スケールアウトが簡単(大容量データも力業で扱える)
★ プラットフォームがいろいろ選べる(オンプレ、クラウド、SaaSなど)
★ アクセス権限設定が細かくできる(Qlik Sense Enterprise利用時)
★ 管理コストが低い(アーキテクチャーがシンプルなので管理が楽)

この中で Qlik Senseの優位性が最も現れているのが、連想エンジンです。
Qlikのウェブサイトには、Associative Difference という名称で説明が載っていますが、これは実際に他のBIツールと比較しないと、そのメリットがなかなか実感できないと思います(逆にこのメリットに慣れてしまうと他のBIツールでイラつく)。

プロトタイピングに最適

データ準備のためにデータウェアハウスのスキーマ設計・開発をする必要がなく、データ抽出(というよりデータコピー)し、Qlik用の高圧縮形式で保存しておき、データを使う際に好きなようにデータモデルを構成できます。

この結果、データモデル作成⇔ダッシュボード設計を行き来するのがとても楽なので、ユーザーを巻き込みながらプロトタイピングが可能です。
簡単なデータならユーザーにヒアリングをしながらその場でダッシュボードのプロトタイプを作ることもできます。

他にもいろいろ

Qlik Senseの機能や活用について、いいところも悪いところも含め、適宜紹介していきたいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?