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データミックスの存在意義

はじめまして。データミックス代表の堅田です。
これまで社員向けに書いていたCEOレターを、より多くの方に伝えようと思い、noteで書くことにしました。少しでも、データミックスのことを知ってもらえると嬉しいです。

データミックスは何をしている会社か?

データミックスは、データサイエンスを多くの人に届け、個人や企業の可能性を広げることに貢献しようと思い、2017年に立ち上げた会社です。

創業時のミッションは「1企業1データサイエンスチームの実現」。

データサイエンスに関わるコンサルティング事業とデータサイエンス教育事業からスタートしました。その後、データ人材の正社員紹介、データ分析実務スキル検定、オンライン試験プラットフォーム「Excert」の運営と、データサイエンスをコアに事業をどんどん広げてきました。

データミックスの歩み

なぜ起業したのか?

遡ること約20年前、大学時代のゼミのテーマが統計学とデータマイニング(今でいうデータサイエンス)でした。私がデータサイエンスを学ぶ中で感じたのは「データやアルゴリズムが自分の創造力を引き出してくれるということ」です。「データサイエンス」という分野が、私は好きで好きで仕方ありませんでした。しかし、私が大学を卒業した2005年は、まだデータサイエンスを直接仕事に結びつけられる機会はほとんどありませんでした。

大学卒業後は外資系メーカーでキャリアをスタートしました。その後、何回か転職しましたが、自分のやりたいことや情熱の向かう先がわからなくなっていました。しかし、2010年になってから転機が訪れます。それは「ビッグデータ」と「データサイエンティスト」の登場です。

「自分の大好きなことで仕事ができるかもしれない」と思い、仕事を辞めてアメリカのサンフランシスコにある大学院へ留学をします。ゴールはデータ分析の世界でご飯を食べていくことです。小さな子供と妻を置いて、単身の私費留学だったので、自分の中では大勝負でした。

無事卒業できました

ただ好きなことを追求したいという一心で留学を決意しましたが、振り返ってみればとても良い意思決定だったと思います。

実際、データサイエンスの可能性や面白さを再認識できましたし、先生たちやクラスメイト、インターン先の人たちからたくさんの刺激をもらいました。
また、留学中は「24時間Kaggleハッカソン」に参加するなど、イベントにもよく参加していましたが、そこには様々なバックグラウンドの人がいました。そんな風景から、サンフランシスコ周辺のことしかわかりませんが、データサイエンスを学べる場や関わる人が広がっていくのを感じていました。

帰国後はデロイトアナリティクス、スタートアップの白ヤギコーポレーションでデータサイエンティストとして仕事をしました。当時、「ビッグデータ」という言葉がバズワードになっており、インターネットサービス中心にデータ分析の仕事が増えていたように思います。しかし、日本で仕事をする中で、アメリカ留学時に感じたような、データサイエンスが広がっていく雰囲気が正直感じられていませんでした。言い換えれば、2015年頃の日本ではデータサイエンスはまだまだマニアックで、ニッチな分野でした。

「企業にとってデータは今後重要な資産でビジネス上も重要で、しかもこんなに面白い分野なのに知らない人が多い。もっと多くの人に知ってもらいたい」という気持ちが強くなり、データサイエンス教育を提供する会社を作ろうと決意して、2017年2月にデータミックスを設立しました。

データミックスの存在意義は?

そして、早いもので創業してから6年が経過しました。
その間、データミックスのスクールは1000名以上のビジネスパーソンを受講生として受け入れてきました。

卒業生の多くは、企業の中でDX推進チームやコンサルタント、データサイエンティストやデータアナリストとして活躍しています。最近では起業する卒業生も増えてきました。卒業生の活躍が本当に嬉しいです。

データサイエンススクールの卒業発表会(コロナ前)

また、法人クライアント企業でもデータサイエンスを学んだ社員たちで新規サービスを立ち上げたり、データドリブンな文化を作るために様々な取り組みをしています。その様子を見て、データドリブンな組織作りなどクライアント企業のDXに少しはお役に立てているのかなと感じることも増えてきました。

このように受講生やクライアント企業の様子を知って、「『データサイエンスは面白い!役に立つ!』と感じてもらうことで、個人や企業の可能性を広げる仕事をしているんだ」という、自分たちの存在意義を感じています。
そして、この提供価値を感じる瞬間が、一番やりがいを感じますし、励みになります。

存在意義を感じ、提供価値を高めるために必要なことは何か?

もっとも大事なのは顧客視点であると考えています。そのため、バリューの最初は「相手よりも相手を理解する」です。

このバリューに込めた思いは、ただ「顧客視点になろう!」というだけでなく、「顧客が言葉にできない気持ちまで汲んで先回りして考えよう」というニュアンスを含んでいます。

というのも、個人にしても法人にしても、データサイエンスを知らないからお金と時間を使って学ぼうとしているわけです。なので、サービスへの適切な期待値を持つことが困難です。そのため、サービス提供者側であるデータミックスの社員一人一人が、顧客のことを考え、先回りできることが、とても大切なわけです。

特に、忙しくしていると、つい供給者目線になりがちです。しかし、それでは受講生もクライアント企業も『データサイエンスは面白い!役に立つ!』と感じてもらうことはできません。

研修というサービスの都合上、受講している本人がスキルを獲得し、実際に行動してもらう必要があるわけですから、受講生のことを考え、相手からどう見えるか、相手がどう感じるかを考え抜いて、より良い価値を作っていくことが大切だと考えています。

データミックスでは一緒に日本のDX推進を目指してくれる仲間を全方位で募集中です。
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