プロ野球開幕投手エース分析！今季好調大野雄大選手を分析する
開幕からもう2ヶ月、試合数も折り返しが来ていますが気にせず開幕投手分析は続けていきますw
大野雄大選手の分析でちょうどセ・リーグ全員の開幕投手分析を始めて、ちょうど折り返しになります。
今日分析する大野雄大選手は今季既に3完投しており、なかなか好調のシーズンです。
そんな大野雄大選手のこれまでの成績を見てきます。
2018年先発ローテーションに外れたものの返り咲いたエース
大野選手は2011年中日ドラゴンズに入団したサウスポーです。
2010年ドラフト1位と有望選手として入団してきました。
頭角を現し始めたのは3年目からになります。
2013年から2017年までは20試合以上10勝程度あげている活躍をしています。
2018年は先発ローテーションから外れ、苦しいシーズンを送りましたが2019年は25試合に出場し、勝ち越したシーズンになり見事返り咲いております。
今年は、開幕投手にも選ばれエースとしてチームを引っ張て行きたいシーズンになっています。
奪三振、K/BBで見ると打たせて取る投手だが・・・
奪三振を見てみると、20試合以上出ているシーズンでだいたい120～130奪三振です。
奪三振を取るタイプではなく、打たせて取るタイプのピッチャーといえます。
K/BBで見てみると2~3に落ち着いており、3以上は欲しいところになります。
ただ、2020年現在はK/BBが5.0を超えており、自分自身でアウトを取れる能力が向上しております。2019年も4.0近くあり、見事に2018年から返り咲いたと言えるデータではないでしょうか。
K/BBが改善されたということは、純粋にアウトを取る能力が優れていて、無駄にピンチを出さないので、これからベテランになるにつれての活躍に期待がかかります。
防御率が本来の実力を表している選手
大野選手の防御率とFIPのデータを見ると、大きくどちらも変わりがないと邑久町があることがわかります。
防御率そのものが投手自身の成績を如実に表している投手と言えます。
これまで、運がよく防御率が低かった可能性も運が悪く防御率が高くなってしまったシーズンがないことから、運に左右されていない選手、チームの守備等に影響されていない選手と考えられます。
シーズン通してローテーションを守れている場合はだいたい3点台の防御率で推移しています。
チームとして3点～4点取れれば勝てる計算の先発投手でしょう。
できればエースとしては2点台の投手であると価値を計算できる投手となりチームを上位にあげる要素になってくるところです。
1イニング当たりのヒット数で見ると、もう一声欲しい
1イニング当たりに打たれるヒット数を表します。
だいたい1.0あたりに推移しています。
2019年は0.8くらいをマークしており、いつものシーズンよりヒットが打たれにくくなっています。
1.0付近では毎回ヒットでランナーを出す可能性のありますので、1.0以下をマークしたいところです。
1試合あたりに打たれるホームランと四球を見ると被本塁打に懸念
1試合あたりに与える四死球は大体２回になります。
2018年は試合数が少ないので、考慮から外すと入団当初から四死球率が変わらないことから安定したコントロールを持っている投手といえます。
安定したコントロールを持っています。
一方で1試合当たりの被本塁打を見ると直近3年では1以上になっており、1試合当たりの被本塁打の増加が懸念されます。
30を超えての球威の低下がみてきているのか、打たせて取るピッチングからの増加か気になるところです。
最近のLOBの指標をどう見るか
LOBは2018年より前と後で違いがみられます。
2018年より後はLOBが0.8を超えており、2018年より前のLOBは0.7台と一般的なLOBの平均値である0.72付近です。
返り咲いた後の大野選手は粘り強くピンチに強い投手になったととらえることができます。
一方でランナーを抱えてる割合も増えているので、防御率が高くなる要素も含んでいる点もあります。
ランナーを出す内容が悪くなければいいのですが、不用意なランナーを出したり粘られてフォアボールを出す機会が多くならないかが重要なポイントになりそうです。
ベテランの投球術を今後身につけられるかが長く活躍できるかの分かれ目になりそうです。
まとめ
打たせて取るタイプの左投手。
大野選手はチームや運の要素に左右されていない成績を出している。
被本塁打率を抑え粘り強い投球ができるかが今後活躍のポイント。
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