大根の辛味のようなもの
大根を丸々1本買ってみた。
最近自炊する気が起きなくて大根なんて大きいものは買わなくなっていたので、久しぶりの登場になる。
スーパーにいくと、必ずチェックするコーナーがある。「農家さんからの直送!」
そこをのぞくと、立派な大根があって思わず食べたくなってしまった。たいてい、このコーナーでは半分売りがないので、1本の大根を家に持ち帰ることになった。
台所で大根と向き合って、シンプルにサラダにしようということになった。なので辛くないほうを切りたい。「あれ、大根の辛いのってどっちだっけ、先っぽか緑のほうか」
そそくさとiPhoneに近寄る。"大根 辛いほう" とSafariに入力までして、手が止まる。よく考えたら目の前の大根をかじって確かめればよかったなあ、と思ったのだ。
目の前にあるものですぐに試せばいいものを、それを通り越してインターネットから引き寄せようとするのはわたしの傾向な気がする。それをしないようにして生活みたら。目の前のものはどんな風に見えるのだろうか。
大根の先の方をスライスして食べてみたら、とても辛かった。
やってみればすぐなのになあ。ということは、大根に限らず、いろいろなシーンで起きている。
文章力向上のための勉強道具に使わせていただきます。よろしくお願いいたします。