冬の湯気
クリスマスのころにしては東京の気候は暖かいな、と思う。冬は得意ではないけれど、寒さが足りないクリスマスはなんだか寂しい気がする。
冬になると、起きるのがおっくうになる。朝が強いわたしでも、だ。けれども冬の朝にお茶を飲んでいるときの、あの湯気濃く見えるようすは好きだ。
年末が近くなってくるころの、街中は紙袋がかさばっている人たちをみているのが楽しい。クリスマスプレゼントを楽しみにしていた、小学生のころのわくわくした気持ちを思い出す。
そういった意味では冬は意外と悪くはない季節なのかもしれない。年々それを強く感じる。
歳を重ねていって、好きなものや譲れないものが変わっていくことを過去の自分は想像していなかったと思う。なので、これから先どんなものに興味を持っていくのか、2019年のわたしにはみえていない。
わたしにすらみえていない興味について、踏み入れていない場所についてを、他人から制限されたり、諦めた目で見られることもある。
けれど、限界は勝手に決められたくない、そう思った2019年ももうそろそろ終わっていく。
文章力向上のための勉強道具に使わせていただきます。よろしくお願いいたします。