11日のヴィレッジヴァンガード
一日のなかでヴィレッジヴァンガードという店について、違う人から二度も聞く日は今までなかったし、これからも滅多に無いと思う。
それぞれ、名古屋と下北沢の店舗についての話だった。
どちらの人もヴィレッジバンガードの雑多な感じ、欲しくないはずのものに興味が生まれてしまう感じがすきだと言った。「無駄の巣窟の良さ」について、生き生きと話す大人たちの子供っぽさに安心する。
そんな今日のわたしはといえば、自分の服装が気に入っている。カジュアルだけれど、カーキのアウターを羽織るとなんだかしっくりみえる。たぶん、あの人もこの格好がすきだと思う。こういう日は、いろんなことが調子が良くまわる気がする。
そういえば、引っ越してから初めて行きも帰りも、乗り換えがスムーズにできた。
駅から家までの帰り道、ふと走り出したくなった。今日はあの人がご飯当番。家でご飯を作って待っている人がいる生活はとてもよい。なるべく早く帰りたくなる。
道に人はたいしていないし、走り出してもよかったのだけれど、あえて早歩きにしておいた。そのとき聞いていた音楽のテンポが走るにはゆっくりすぎたからだ。早歩きにちょうど良い。
こうやってこれからも新しい生活を進めてゆきたい。
文章力向上のための勉強道具に使わせていただきます。よろしくお願いいたします。