ふと、ババロア
ふと、普通に電車が走っていることが不思議になるときがある。
予定通りの時間に電車がきて、当たり前のように電車に乗ることができることに対して立ち止まりたくなる。
その感覚は、宇宙や人間の存在とはなんだろうという、小さいときによく想像していた漠然とした疑問の感覚と似ていると思う。
電車のなか、見渡すことができる範囲の20人くらいのひとのうちスマートフォンを見ていない人が2人くらいいた。画面の中に、おのおののプライベートがある。いや、それは小さい社会かもしれない。そういう時代なのだ。ということを不思議に思う。
ふと、ババロアが食べたくなった。最後に食べたのはいつだったか。思い出せないほどなので、かなり前なのだろう。家で食べたような気がするけれど、それがババロアだったのかフルーチェの類だったのかは思い出せない。
文章力向上のための勉強道具に使わせていただきます。よろしくお願いいたします。