![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30992099/rectangle_large_type_2_abfe0cdb9575321839726722f0dd798d.png?width=1200)
開始5日目、日本一周終了!?(北海道)
↑↑↑前回の記事はコチラ↑↑↑
ライダーハウスにて、朝起きて、準備をして
オーナーさんも丁度お出かけ前でお会いすることができました。
「また来てね~気をつけてね~」
と送り出してくださいました。
【本日の予定】
・NHK連続テレビ小説「なつぞら」のロケセットを見に行く(十勝)
・その後、知床に向かって走る。
ライダーハウスを出発してから20分。
「北海道走るの気持ちいいな~今日も楽しみだな~」
と思いながら走っていた矢先、やってしまいました。
コトコ、やってしまいました。
十字路に差し掛かり、ここを右折したい。
目の前にいた大きなダンプカーは左折しました。
右確認OK。なぜか左もOK。さあ右折。
(「おーい、左からの車見えてないよ。今左折したダンプカーのせいで何も見えてないよ。見えるようになって、確認してから発進だよ。」と言ってやりたい。)
右折した瞬間、目の前(真横)にトラックが現れました。
「やばいやばいやばい!!しぬーーーーー」
と思いながら、出来る限りハンドルをきりました。
が、逃れられず、バイクの側面とトラックのどこかが引っかかり、そこから一気に私はバイクと一緒に地面に叩きつけられました。私の体がトラックに接触するということはありませんでした。
あの瞬間ってやっぱり一瞬だけど何故かゆっくりに思えるんですね。
地面に転がった後、私はすぐに立ち上がり、道路に散らかりまくった荷物をダッシュで歩道に持って行っておりました。
この時、道路を塞いでしまっていて、渋滞になりかけていたのです。とにかく見知らぬ多くの人に迷惑をかけていることがいや過ぎて勝手に身体が動いていたのだと思います笑
北海道に来てテンションが上がっていたのか、疲れに気づいていなかったのか…完全なる私の不注意です。後になっても身体に大きな異常はなく、ただのむち打ち(全身筋肉痛)程度で済みました。
もう少し早く発進していたら…
右折じゃなくて直進していたら…
なんて考えると、もう恐ろしいですね。
そんなこんなで、身体は大丈夫だったのですが…バイクは大丈夫じゃありませんでした。
色々と外れたり曲がったり歪んだり、エンジンもかからずでした。
そして、バイクもなのですが荷物がもう積めない状態で…笑
再出発なんてことはできず、バイク屋さんに迎えにきてもらうまで、歩道の端っこで座っていました。
9月末の北海道、この日は半袖でもいいぐらい天気良かったな〜
まあ、この時は天気いいなぁなんて感じる余裕はなくて笑
こんなにも早く旅が終わるんじゃないかと情けなくて情けなくて1人でシクシク泣いていました。
そんな時に…
「おーい!どうしたんだ。さっきも通りかかってどうしたのかと思ってもう1回来たんだよ。次のとこ行くまでまだ時間あるから!」
と言って通りがかりの車からおじちゃん2人が出てきました。
車屋さんのお2人、出来る限りの修理をしてくれました。
しかも楽しそうだった。
私の沈んだ心は一気に優しさに包まれました。
困っている人を見て、「自分に何かできないか」と考え行動できる人はやっぱりかっこいい。
そして、そのような人に共通する事は「心に余裕がある」こと。
お世話になったバイク屋さんも忙しそうだったのに早く対応してくれて、優しくて…
本当にこの1日だけで色んな人に助けて頂きました。
ということで、
バイク修理にかかる2日間はレンタカーで過ごすことになりました。
レンタカーを借りるまでの時間でホームセンターで新しいBOXを買ったり、スーパーで弁当買って広い公園で食べたり、駅を通ったり…
思いもよらぬ出来事が思いもよらぬ出来事に繋がっていくんですね。
『不幸中の幸い』
この言葉がこんなにも染みることがあるかと思うぐらい、この日も、その後の北海道も素晴らしい時間でした。
2019.9.28
(↓洗濯しても取れなかった、背中についた道路のセンターラインの跡)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?