内向型オンリーの情シスチーム最強説
おつかれさまです!
内向型オンリーのチームについて考えてみました。
私は30人くらいのチームのマネジジャーをしつつ、兼任でシステム運用保守のリーダーもやっています。
前は忙しすぎて、あまり考えたこともなかったのですが、最近は余裕ができて「あれ?ウチのチームって内向型しかいなくない?」ということ、はたと気づきました汗
SESで同じ業務をしている会社が同列で3社ほどあるんですが、はっきりいってウチが”最強”だと自負してます。もちろん弱みもありますが、他のチームも同じ問題を抱えてます。
今回は情シス(システム開発・運用などをする部署)における”内向型が最強なわけ”について話をしようと思います。
もし、自分が内向型で「内向型を捨てて外向型のようになりたい!」と思っている人がいたら、「内向型の自分のままでもいいんだ」と思ってもらえれば嬉しいです。
内向型の強みは情シスと相性が抜群!
内向型の強みの中で、情シス業務では最強と言える強みが3つあります。
・高い分析力
・集中力
・忍耐強さ
システムの運用保守って、ITレベルが高くないユーザーからの問い合わせや、システムの抜け道やバグによって起きた障害へ対応する大切な仕事です。
ただ残念なことに「システム開発がITの花形部署、運用は日陰者」って昔から言われています。
個人的には運用保守は縁の下の力持ちで、なくてはならないチームだと自負してます。
運用保守チームは、開発チームより色々なスキルが要求されます。
・開発チームが運用の考慮漏れで起きているトラブル対応(分析力)
・ITレベルの低いユーザーからヒアリング(コミュニケーション力、仮説思考、分析力などなど)
・ITレベルの低いユーザーにわかるよう説明(コミュニケーション力などなど)
トラブルが起きないシステムはこの世に存在しません。これは断言できます。
そんな問題解決において重宝されるのが内向型の人たちです
強み:トラブルの解決に必要な特性を持っている!
先述しましたが内向型には「高い分析力」「集中力」「忍耐強さ」という強みがあります。
システムのトラブルが起きると、裏側では様々なことが起きています。
トラブル中は以下のようなことをして、問題解決を図っています。
・ユーザーから詳細のヒアリング
・ヒアリングした情報からデータなどの分析
・システムのプログラムを解析
・再現するかの検証作業
・データ修正などでリカバリー
※システム修正はひとまず除外しました
ここで重要なのは”ユーザーからのヒアリング”です。ただ、臨機応変なコミュニケーションが苦手な内向型には不向きな作業ですよね。
正直、外向型のメンバーがいるなら、必要な情報を伝えてヒアリングしてもらいたいですよね。
しかし、私の経験では内向型の人がヒアリングしたほうが、多くの情報を得られることが多いと感じています。
これは内向型の人のほうが、物事へ深く考えたり、背景まで考えることが得意なのが理由だと思います。
その後の調査作業は、内向型の人の強みである「高い分析力」「集中力」「忍耐強さ」がいかんなく発揮できるので、こうした解析作業には非常に強いです。
調査して終わりではなく、何を調査したか、どういう状態なのか、どうしたらリカバリできるかまでを、各々で導き出してくれるのでリーダーの立場としては安心して仕事を任せられます。
弱み:情報共有するタイミングは先に決めよう!
もちろん、内向型チームにも弱みはあります。
私がチームマネジメントしていてもっとも感じるのは、コミュニケーションの弱さですね。
「あいつは何しているのかわからない」って思ったことありますよね?
内向型の人は1つのことを始めると、他のことが見えなくなりがちです。
そのため、自発的に状況共有することは弱いです。
結果が出れば報告があるのですが、逆に結果が出るまで報告がないこともしばしばです。
そのためマネジメント側は、「次は何時に状況の共有をしましょう」と事前に情報共有する時間を決めておきましょう。
まとめ
内向型の人たちが集まった情シスチーム最強説を語ってみました。
内向型のチームにも弱みもあります。しかし、弱みのない完璧な人はいないです。
「内向型だから」「外向型だから」とマイナス面に注目するのではなく、「内向型にはこんな強みがあるんだ!ならこの仕事をお願いしてみようかな」と強みを活かすマネジメントをして貰えればうれしいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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