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【日記】性質の歪みはたちが悪いし、今日読んだ小説は面白かった。

おつかれさまです。
ダッシュジャンプと申します。

普段、人付き合いのうえで、
基本敬語+「お疲れ様です」あるいは「お世話になっております」から本題に進むことが多いので、
なんだか「おつかれさまです」が性に合うな~と思います。
最初は完全に酔った勢い、意識せずに書いていたんですよね……けっこう、いつもなら、こだわるたちなのに。
同時に末尾の「それでは」についても、誰かのパクりのようで気になるっちゃあなるんですが、とりあえずはこのままにしておきます。
好い文言が見つかればそれにしよ~。

さて、今日も今日とてつれづれなるまま、次の題目の通りです。

2023-1-2:性質の歪み/おもしろい小説

1.己が性質の歪み

面白い話ができたらなぁ、と考えてはみたのですが、
自分が面白いと感じて深慮してみるものって、
たいていは自分自身のことであることが多いです。

基本的に、自分にしか興味がない。

我ながら唖然とするほどに、利己的な性分をしております。
だから、筆が乗るものって、だいたいは自分の内面についての考察です。
まぁ、現時点での考察ですし、半年単位くらいで、
「もっとうまい言葉があるな」とか「若干ズレてたな、真にはこっちだ」とかがあるので、
あくまでも、今、言葉にするとすれば……といったかたちですね。

上記の利己的性分にかんして、
これは完全に生来の性質、というほかにないのですが、
昔から、他人の心配とか、他人の話題とかに、あんまり興味がありませんでした。
とはいえ、他人に嫌われることはどうしても怖くて、
親兄姉、あるいは祖父母から教わった処世術としての、
人の話を聞き、リアクションはよくとって、よく心配する……、
ということを心がけてきた歴史があります。

他人に興味がないことを認めたくなくて、あるいは気取られたくなくて、
いろいろ画策し、みずから性格矯正を心がけてきましたが、
結果としては、「ああ、生理的なものだから、こりゃあ無理だ」と悟るに至りました。

もちろん、現在も続けてはいます。けれども。

今のところ、体調が悪い/辛いことがあった、と語る者に対し、
自分が考え得る多面的な改善策を思索をめぐらし考え伝えたり、
大変だったね、辛かったね、ゆっくり休んでね、と労り慰めてはいるのですが、
別のことを考えていて、後者が抜けることが、けっこう多いです。
別の人が「大丈夫?」と声を掛けるのを見て、「ああ、いまがそうやって心配するタイミングだよな」と後悔することもしばしば。

その後悔自体に、己が本質の[歪み]を感じて、狼狽のち自己嫌悪失望、また諦念、といった様子で凹みます。
こんな凹みかたをするのもさぁ…………そういう、ループです。

その人が失われる、という恐怖感があると別なんですが。
これはこれで、自分の好ましい人物が居なくなる、
あるいは自分の安定した生活が揺らいでしまう、
というごく利己的な感覚から来るものだろうな、と感じています。

以上の考察を出したうえで、これは偽悪的なのではないかな、
と考えもするのですが、たぶん、精神衛生上、自分が悪性のなにかだと思っていたほうが、楽なんでしょうね。

まぁ……それでもなお、文章や性格の好き嫌い/選り好みとかがすごく激しいのと、対人緊張もあるし、
人間という存在自体が、情報量が多いのに思い通りにならなくて、ストレッサーになっているんだろうな……と常日頃から思っています。

しかして、希死念慮はとうに乗り越えたというか、
希死念慮が希死念慮でないことに気がついた(人生を生きている感覚が妙に希薄)ため、
死にたいとはまったく思っていませんし、むしろ生き足掻きたいですね。
生きづらさってのがどうしても付きまとうけれども、これから先なん十年って、なんとか生きて行くんだと思います。
そもそも、プライドだけ高くて、他人に自分を傷つけられたり介入されたりするの、すげ~~~腹立つしな。

まぁなんか、考え過ぎなのか知らんですが、
思春期を乗り越えたうえで逆に強固になった感のある上記の性質、
[歪み]があるなぁ~~~っていう話でした。

2.おもしろい小説

お金を出して小説を買わなきゃなぁ、と思ってはいるものの、 「ひどく気が合わない文体」が多くなってきたせいか、 ここ5年ほどはめっきり読書が減りました。 ただ、代わりに「小説家になろう」をよく読むようになって、 なんとなく、みだりに「消費」しているような感覚があります。

(注:「小説家になろう」は「株式会社ヒナプロジェクト」が運営するWeb小説投稿サイト)

けれども、Web小説も、豊かな読書体験に違いはない(お金払って買わなきゃと思って三千里……)ので、
せっかくですし、昨夜から一気読みしてしまった小説について語ろうかと思います。

百万回転生した俺は、平和な世界でも油断しない|稲荷竜
https://ncode.syosetu.com/n0025fi/

「小説家になろう」より

稲荷竜先生の作品には、
もともと「カクヨム」という、株式会社KADOKAWAが運営するWeb小説投稿サイトで出会いました。
なろう系」の中でも、自分が読んできた限り、もっとも主人公に好感が持て
また文体がたいへん好ましく倫理観等も性に合う、と絶賛する作品が、以下です。
コミカライズされたようです! 本当にめでたい!!!)

捨てられて、リッチ #勇者パーティーを追い出された死霊魔術師はリッチになって魔王軍で大好きな研究ライフを送る|稲荷竜https://ncode.syosetu.com/n2683ep/

「小説家になろう」より

勇者パーティーを追い出された死霊魔術師はリッチになって魔王軍で大好きな研究ライフを送る| 漫画:安田大地 原作:稲荷竜 https://seiga.nicovideo.jp/comic/57027

「ニコニコ静画」より

今後、「捨てられて、リッチ」もレビューしてみたい気持ちもありますが、ここでは「百万回転生した俺は、平和な世界でも油断しない」について、
少しだけ話そうかな。

上記2作の主人公は、一風変わっています。
共通点は、俯瞰的メタ的で、とことん合理主義者。
また、共感性に乏しく
相手はなぜ今怒ったの? 悲しんだの? と困惑する描写が多いです。
とはいえ、作者氏が共感性に乏しいというわけではなく、
周りの人間が「これだからコイツは」と引いたり呆れたりしているため、
あくまでもそのようなキャラクターを面白く描いている、というところなんだろうと感じています。

それがね~……めっちゃ楽なんです。

もともと、感受性が豊か……というよりも、人の感情に敏感なほうで、
物語の主人公に感情移入しすぎて苦しむことが多々あります。
だから、主人公がつらい目に遭っていると精神的にひどく摩耗して、
実際の日常生活に支障をきたすことが幾度となくありました。

だから、共感性の欠けた合理主義者の目線って、すごく楽です。
主人公が誰かを思って胸を痛めたりいっときの激情で口走ったり、そしてそれを後悔したり……そういう描写が少ないんです。
もちろん、それはそれで物語の起伏として「面白さ」につながるんでしょうが、
ただでさえ自身のそういったところに辟易しているので、
せめて、なろう小説では、他人の機微に疎いことを憂慮してはいるけれども本質的にはやっぱり理解しがたい、というキャラクターに感情移入するのが楽しいな、と思うわけです。

練られたプロット、気持ちのいい伏線回収、
技巧が凝らされた作品の数々が「小説家になろう」には投稿されています。
その中でも好きな作者先生、というのがいくつか存在していますが、
稲荷竜先生の書かれる作品は、特にキャラクターと文体が心地いい
そういう好き、です。

具体的にこういう箇所が……と語るべきなのでしょうが、
レビューというものにたぶんあんまり関心がなくて、
「本質に触れる」ことも得手ではないので、
あくまでも読了したうえで、
どういうところに惹かれたのか? 自分を楽しませた所以とはなにか? という考察として、
この文章を残しておこうかと思います。

3.総括

だいたい一時間くらい掛けて上記の文章を綴ってみましたが、
他人に影響を受けやすい性分である自覚もありますので、
おそらく稲荷竜先生の文体に寄せてしまっている部分があるかもしれません(ないかも)。

冗長だ拙文だと言いつつも、
日記ってきっとおそらくたぶん、そういうものでしょうし、
序文として「つれづれなるまま」と述べているので、
ここまで読了いただいたかたもご承知おきのことと存じます。

とはいえこれ以上長くなると太字とかにするのが面倒くさいので、
語ろうかな~と考えていた、自分の「神経質さ」についての考察は、
また次回以降に回そうかと思います。

それでは。


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