「教育」について考えるロヴァニエミの朝
2023年10月26日(木) 朝
サウナでととのったので爽やかな朝。(嘘)
ホテルの朝食が無料で付いてたのでありがたくいただく♪
フィンランドの伝統的な料理だという、米に牛乳と砂糖を入れて煮た「リーシプーロ」っていうミルク粥を食べてみたんだけど、普通のおかゆで、特に美味しくはないでぇーふ。(でもそこにしかないソウルフードみたいなのって良きですよね♪)
本場のブルーベリーのあるヨーグルトは嬉しい♪
美味しかったです!
朝10:00にホテルをチェックアウトして、時間があったのでホテルから徒歩13分くらいのロヴァニエミ図書館に行ってみよう!私は世界のどこにいても、カフェと図書館さえあれば大丈夫📚☕️
図書館へ向かう途中でアングリーバードの公園があった!
そういやはじめに成田から乗ったフィンエアーの機内パネルでもアングリーバードのゲームあったから、ひょっとしたらフィンランドの人はアングリーバード好きなのかもなぁ。自分は昔流行った時に一瞬やっただけ。またやってみよっかなぁ。
さすがにこれは飾りのパチンコで、実際には飛ばないようだw
図書館の駐車場で、おっまた電気自動車を充電してる、さすがフィンランドだな!と思ったら、明らかに古いボルボのクルマで、
よく見たら、バッテリーが凍らないように差してるだけみたいでした!寒い国だとこういうのもあるんですね。日本も北海道にはあるのかな?でも日本のクルマってそんな差すとこもない気がするけど。
着きました♪『ロヴァニエミ市立図書館』
町の小さな図書館って感じで良きですね📚
ヘルシンキの最新式の図書館『オーディ』には度肝を抜かれたけど、個人的には普段使いにはこういう素朴な図書館の方が好きです。小さいけれど建物の中はやっぱりオシャレ!
本のレイアウトも良いし、学習スペースが一段低いところに設定してあったり、内観を損ねないデザインになってました。
そしてやはりゲームソフトも置いています。
おバイオですわ〜!🧟🧟♀️👻
日本の漫画も置いてあって、こちらはフィンランド語版の『進撃の巨人』です!
やっぱり日本のマンガとかゲームは人気なんですね♪
小説では、村上春樹さんの本も置いてたり。さすが世界のムラカミ!
棚にあったのは『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』と『ダンス・ダンス・ダンス』。これがフィンランド人の好みの内容なのか、あるいは『ノルウェーの森』や『海辺のカフカ』が人気で借りられていて棚にないだけなのかは、知る由もないんよ。
なんか久しぶりに村上作品を読みたくなってきたなぁ。
そして、とても関心したのが、別の展示部屋で観たもの。
ぬいぐるみが好きだし、この作品可愛いねぇ💕
はいはい、地元の子供たちの作品なんでしょ。
って、思って、子供の作品には変わりなかったのですが、説明文を読んでみたところ、、、
OK! Google! 翻訳よろしゅ〜♪
『教師は教える内容をそのまま生かし、想像力を吹き込まなければなりません。教えるすべてのことを想像力で満たすように常に努力しなければ、誰も良い教師にはなれません。想像力を常に生かし続けることが必要です。そうしないと、その成果物が凍ってしまいます。』
ちょ、待てよ!待って、これは何の展示なの?
日本の教育者全員に、爪の垢とセンブリ茶と青汁を煎じて飲ませてやりたいわ!!!って思って、入り口に戻って、コレを見たら、
あの、かの有名な「シュタイナー教育」の先生と生徒による展示だったんですね〜
日本では俳優の斎藤工さんも子供の頃この教育を受けてたことが有名ですが、
『シュタイナー教育』とは、簡単に言うとドイツのシュタイナーさんが「教育って1つの芸術なんよ。子供を子供扱いせんで、感受性とか芸術性高めていこうや」って100年くらい前から始まった教育みたいです。
詳しく知りたい方はGoogle先生に聞いてねッ♪
ただでさえ大学院まで無料で行けたり、教育の環境も良いこのフィンランドという国でもシュタイナー教育も取り入れたりしているみたいなので、鬼に金棒って感じでさーねぇ。
子供の自由を尊重するそす!
You can fly !!!!
『私たちは知性を使って自然を理解します。しかし、自然を体験するには芸術的な感覚が必要です。』
子供たちの豊かに育つ芸術性。
『優れた教師は教科書の陰に隠れることはせず、公正な人間として生徒に向き合います。若い生徒は自分の教師を尊敬し、称賛したいと考えます。その後、教師の役割は、たとえ困難な瞬間であっても、生徒の成長を鼓舞し、支援することです。』
たまたま立ち寄って観た展示でしたが、とても良かったです♪
もちろん、日本の教育の全てがダメで、フィンランドの教育や、シュタイナー教育が良いってわけじゃないとは思いますが、
根本的な教育システムが日本の場合はかなり窮屈に感じることが多いなと思います。
先程も述べたように、フィンランドでは大学院まで基本的な学費は無料ですが、日本では子供の大学卒業までにかなりの学費が必要になることは日本の皆様ならご存じでしょう。
有名大学でなくても、貧しい家庭の子供は奨学金を借りて、卒業後社会人になってから、まずはじめの10年間その返済に追われます。
生まれた家が裕福かどうかで、その子供が受けられる教育のレベルが全く異なる、いわゆる教育格差が生まれてしまっている現状があります。
「少子化対策」として日本の政府が行っている、子供手当や、少額の給付金では「焼け石に水」で、こうした根本的な教育システムの改善にならないし、また、そういう困難が待ち受ける生活の中で、結婚したり、子供を作って育てようと思える人もどんどん少なくなっていくのではないでしょうか。
ぴえん🥺&ぴえん🥺
と、いつになく真面目な投稿になってしまいましたが「教育」って未来の国の姿そのものになるので、とっても大切っすよね、おっす、おっす!と思ったのでした。
(おしまい)
さりげなく図書館内に置いてある大人用塗り絵なども素敵でした♪
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