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ボルダリングに魅せられて

次男(小1)はボルダリングに夢中である。小学校に入学して間もなく通い始めたので、かれこれ1年近く経つ。

始めた当初はここまでハマるとは想像もしていなかった。日々成長していく姿を見るのが楽しみである。

彼がボルダリングを始めたきっかけは・・・

また気が向いたら覗いてみて欲しい。

さて、次男がボルダリングを始めてから感じたメリットをいくつか挙げていこうと思う。

①全身にバランス良く筋肉がつく

ボルダリングは全身運動である。腕の力で登っているように見えるが、実は足も使う、胸筋・腹筋・背筋も使う、前腕・上腕も使う。一度自分でもやってみると分かると思うが、翌日は見事に全身が筋肉痛になると思う。

それぞれの筋肉を上手く活用しながら、ホールド(取っ手)に手をかけ、足をかけ登っていく。

ジムに常連さんたちは見事な肉体の持ち主が多い。作り上げられた肉体を軽やかに使いこなし、スルスルと登っていく様は鮮やかである。全身にバランス良く筋肉がついているが、特に前腕の筋肉が浮き出ていてそれを見るとワクワクしてしまう(笑)

②考える力が身につく

ボルダリングは非常に頭を使う競技であると認識している。どのように身体を動かしたら良いか、どういう向きでホールドを握ったら良いか、手と足の位置をどこに置いたら良いか・・・など、しっかり考えながら登る必要がある。また、指定されたコース(課題)を事前に確認し、それを覚える必要があり、記憶力も育まれる。

ただただ、力技で登れるのは初心者の課題のみで、少しレベルが上がってくるといかにスムーズに身体を動かせるかが大切である。実際、次男もそれまで一切届きそうになかったホールドが、身体のちょっとした向きを変えるだけで急に届くようになったりする。そんな時はみんなで大喜び。

そういう瞬間に度々立ち会えることができ、成長を感じることは親としても応援していくモチベーションになる。

自分で課題に向き合い、トライして、失敗して、工夫して、またトライして、少しずつできることが増えてくる。身体の動かし方の引き出しが増えると登れる課題もどんどん増えてくる。見ていて楽しい限りである。

③コミュニケーション能力が身につく

次男が通っているジムは、教室ではないのでみんな自由に登っている。故に、店長さんがマンツーマンで指導してくれるわけではない。合間合間に少しアドバイスをしてくれたり、子ども用の課題を作ってくれたりする。

時には周りの大人が声をかけてくれたり、課題がどうしてもクリアできないときには自分で聞きに行ったり。色んな大人と話ができる機会があり、そういう意味でも貴重な経験となっている。老若男女がボルダリングを楽しんでおり、たくさんの人と交流できるのも魅力である。

また、最近では小学生も増えてきている。通い始めて数か月が経ち、比較的登り慣れている次男。初心者の子どもが来店したときには店長さんに、「小さい身体でも次のホールドにちゃんと届く」という見本としてよく使われている(笑)

お互い「ガンバ!!」「ナイス!!」「行ける!!」と声をかけながら、励まし合っている。ちなみにボルダリングでは「ガンバ」と声をかけるのが一般的らしい。最初の頃は少し違和感があり、この言葉を使うことに躊躇していたが、今では普通に使っており、日常でも出てしまうこともある。

色んな体験をさせてもらえるボルダリングに出会い、心身の成長に繋がっている。何より楽しく続けてくれていることが、親としても嬉しくもあり、頼もしく感じている。ケガなどのおそれもあるため、通っているジムでは親の同伴や見守りは必須である。が、目の前で成長を遂げていく姿を見るのは僕自身、非常に楽しみでもあり、励まされている。

これからもできる限り応援をしていきたいと思っている。

次男にボルダリングの魅力を聞いてみると、こんな言葉が返ってきた。

『高い所に行って、見てみたい景色がある』

おっ、なかなか素敵なことをいうじゃないか。これからもガンバ!!!

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