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#ダースの音楽話 #46 2pac殺害の容疑者の心中を想像しながら再生する。


2pac 『All Eyez On Me』

2pac殺害の容疑者が逮捕された。
27年も経っている。
僕はこの容疑者が実行犯だったなら、この期間ずっと自分が世界一有名なラッパーを殺したという事実を抱えて生きていたことに注目してしまう。
それはどんな人生なのか?
メテオとこの話になり、コンビニ入って曲がかかってたら?とか前から2pacのTシャツを着た人が歩いてきたら?といちいち状況を想像した。
このアルバムが出た時にBMRでレビューを読んだ。確か佐々木士郎さん(RHYMESTER宇多丸さん)が書いていた。
そんなに褒めてなかった気もするが、ヒップホップを集中して聴くようになったばかりの僕は世界的話題作としてすぐに購入した。
高校の頃から好きだったP-FUNKのムードも満載でジョージ・クリントンも参加してるし、ロジャーが大活躍のCalifornia Loveのマッドマックス風ビデオはMTVでずっと流れていた。
僕はアルバムに入ってるKleeer 使いのRemixも大好きで冒頭のベースラインは聴くたびに痺れる。
2pacのラップはファンキーでリズムが細かく、そして全体を感情が太く貫いてるように思う。今更だがかっこいい。
彼と対照的なSnoopとの掛け合いが最高な2 of Amerikaz Most Wantedは本当に大好きな曲だ。
Meth&Red参加の曲はDazの為に作ったもので2pacのアルバムに収録されるとは知らなかった、なんて逸話も当時の制作状況を伺わせて楽しい。
ベイエリアの仲間を参加させてるのも熱い。
と、話し出すとあれこれあるが、結論から言えば今聴いてもめちゃくちゃかっこいいし、何より音が良い。
ドラムとベースの響き方、ギターやキーボードの塩梅、そしてラップ。今も聴きながら良いなーと思ってる。
そんな2pacが殺されてから27年。
彼のラップは世界中で再生されている。


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