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エースコンバット3を逐一語る #2

はい、こんばんわ。DRW、ダロウと申します。

前回の続きからエースコンバット3について語っていこうと思います。タイトルをちょっとこういう風に変えてみました。解説、というよりはこう、僕の思いつくまま語っていきたいと思います。前回はミッション#1の手前まで見たところなんですけども、始める前に前回の補足をちょっとやりますね。

前回データースワローの起動画面、あれがこのゲームの全てを表していると、そう言ったんですけれども、まあ言いすぎじゃないかと、そう思う人もいるかと思うんですけれど、その辺もう少し語ってみます。

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あらためてその画面を出しますが、このエースコンバット3の世界では「エレクトロスフィア」という大規模な高速ネットワークが社会というかあらゆる活動に関わっているわけです。その入り口の役割を果たしているのがこのデータースワローなわけです。

どれくらい重要かというのをわかりやすく言うと、主人公、まあこの語りではプレイヤーと呼ぶことにしますけれども、プレイヤーはUPEOの職員なんですね。まあネタバレをしてしまうとプレイヤーは実体、リアルの肉体を持たない存在なわけですけども、それでも同僚も上司も誰も文句も言わない、おかしいとも思わない、まして、UPEOという国連みたいな組織でも普通に働けているわけですよ。

同僚のエリックやフィオナだって休日には外出したり誰かと会ったりしているでしょうし、レナもインタビューを受けていたりするわけですが、かといって別にまったく姿を見ない人間が同僚だったからといって、別にどうとも思わないわけです。エレクトロスフィアを介して遠隔で仕事をして、誰とも会わない、そんなことはべつに普通になっているわけです。むしろそうした活動の方が世の中では不可欠で、それ無しでは成り立たないわけです。真っ先にこのOSの起動画面がでてくる、というのは、この世界がそういう世界であるということをバン、と現しているわけですね。そういう世界の象徴がこの画面であって、このゲームにおいてはその世界を描き出す、ということが主要なテーマであるということが判るわけです。

何てことない画面ですが、こんな風に考えると重要な意味を持っているのでは、と思います。

では本題に戻りましょうか。

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ミッション#1なんですが、説明しますと、ゼネラルとニューコムという二つの組織が争っていると、そういうことをここまでのいくつかのムービーでわかる様にほのめかしているんですけれども、この世界の一般人向けにはこういう配信動画のような形で今の軍事衝突の原因は相手にある、ということを主張しているわけですね。

そんな中いよいよニューコム側が行動に出た、ということでそれを避けるためにプレイヤーの所属するUPEOというですね、まあ国連軍みたいなところが部隊を出すと、そういう運びでミッションが始まるわけです。

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でこれがその出撃前のブリーフィング画面なんですけれども、まあこれが実に良いんですね。渋いおじさん指揮官の状況説明に合わせて、3Dの地形図が動いて、目標と時間が示される。ほんの30秒足らずの短い説明なのですが、指揮官の声のトーンと、バックで鳴っている「ブーン」みたいな音が相まって、出撃前の緊張感を高めていますね。

で、中身を見ると相手はニューコム機ばかりなんですね。お互いに衝突しあっているわけだから、両方にやめろと、そういう風になってもよさそうなモンなんですけど、そうではなく一方的にニューコムが仕掛けた、と決め付けて攻撃する手はずになっているんですね。

これはどういうことかというと、UPEO自体がゼネラルが何かするときに実行させる隠れ蓑なんですね。表向きゼネラルがなにか相手を攻撃する、となるとゼネラルは世界一の巨大企業ですから、まあ体裁が悪いわけです。で、これは国際機関がやると決めた治安維持活動であると、その実裏ではゼネラルが糸を引いていて、金も兵器も出しているわけですが、そういう建前によって大義名分を得ているわけですね。ニューコムも当然それに対抗して一生懸命プロパガンダをやって、いかにゼネラルが腐った連中か、というアピールを世間向けにやっているわけですが、ここでは一方的に悪者扱いされているわけです。

まあ正直このミッション#1はそれほどどう、ということもないんですが、とりあえずこれ、

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これは機体操縦のシステムに接続しましたよ、という表示の画面で、ミッション開始前にいちいち出てきます。こういうギミックが気分を高めてくれるんですけど、書いてあるものを詳しく見てみましょう。

まず、右下のマークですけど、これは「ENSI」というパイロットの神経、要するに脳や脊髄と、戦闘機、つまり機械を接続するバスの規格のマークで、人の頭と、戦闘機がびびっとした波で結ばれている、というわかりやすく図案化されたマークですね。このENSIによってケーブルの差込口の形状や、通信方式なんかが定められているおかげで、自分の脳を使って直接戦闘機を操縦できるようになっているわけですが、そういう技術がすでに一般化していることがわかります。

次に左下なんですが、よく見るとUPEOのマークと何かの説明文、それと誰かの手書きのサインがあるんですね。画面を拡大して何とか読んでみたんですが、「選んでくれてありがとう。最高のサービスの提供を目指すよ」くらいのことが書いてあるようでした。でその下にサインが入っているということは、このサインはENSIを開発した会社なり何なりの偉い人のサインということでしょう。
UPEOのマークが隣にあるのはUPEOにこの規格、というかそれに準拠したシステムをUPEOさんに提供した、ということ意味しているんだと思います。あくまでENSIは軍事目的の技術で、民生向けのものではないということでもありますね。

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そろそろ飛んでいるところを見せろ、とお怒りの方もいると思うのでこの辺で見ていただきますが、とりあえずぱっと見て思うのは、ミサイルの軌道ですね。こう、ユラユラっと曲線を描きながら飛んでいくんですよ。この生き物みたいな不安定感がたまらないですね。撃ったら、「よし、任せたぞ」という気分になります。もしかしたらAIによるアクティブ誘導なのかもしれませんね。

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後は眼下に広がる、ステージとなるエキスポシティの様子ですね。八角形のとんがった放射状の建物や奥の円形の建物、こういった未来的な建造物が細かく描かれているのが、未来なんだという気分を高めてくれますね。

ミッション#1は輸送機とその護衛戦闘機をいくつか落とすという、まあ地味なステージで正直、あまり語ることがないんですが、記憶をたどってみて思ったのはこの面、後から来た増援に向かって飛んでいるとき太陽が正面から差し込んでまぶしいんですよね。その太陽光の描写が印象的なステージです。

今回も前置きが長くて、感じのプレイ部分についてはちょっとなので申し訳ないですが、ゲーム部分以外のところで語る部分が多いんですよねこのゲーム。
何かいいたい事、これは違うだろ、とかあればコメントもらえると助かります。
次回はミッション#2をさらっと話して、大好きな#3をメインに語りたいと思います。さようなら。バイバイ。

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