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エースコンバット3逐一解説 #1

はい、今日からエースコンバット3について語っていこうと思います。オープニングからずっと順に見て行きながらですね、まあ、私なりに語っていきたいと思います。

では、まずオープニングからなんですけども、アニメですね。

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この戦闘機の飛ぶシーン。このゲームの顔、といっていいですね。これはデルフィナス#3ですが、このぬるっとした、流れるようなフォルムが未来の戦闘機で、これから始まる話は未来の世界の話である、ということをわかりやすく表しているわけですね。ただ、どういうわけかパッケージのジャケットはUPEOカラーのフランカーなんですね。ずいぶんと地味ですが、何か意図があるんですかね。

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次にヨーコ博士の、幻影ですね。すでに彼女はそこにはいないんですけど、

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その姿を思い浮かべて表情を曇らせるサイモン博士です。劇中では演じる中尾隆聖の演技もあって変態的な人物が一方的に想いを寄せているような感じなんですけど、このオープニングを改めてみてみるとそうでもなくて、案外切なく思ってしまいました。なかなか表情の変化が絶妙なんですよ。気になる人は見てみてください。ちょっとあれ?って思うんじゃないでしょうかね。

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で、ゲーム本編に入りますけど、真っ先に出てくるのがこれなんですよ。これがこのゲームの全てを表しているといっても過言ではないですよね。これは「データースワロー40」っていうOSの起動画面です。左に所属組織のロゴが大きく表示されていて、組織が変わるとそのたびにリブートが行われてロゴも変わります。これはおそらく、組織ごとにその組織用のシステムに合わせてOSも専用のものが用意されている、ということなんでしょう。40っていうのはこのOSが2040年にリリースされたからで、名前に40が入っています。これは完全に「Windows95」のオマージュですね。

で、このOSの起動画面があって、

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こういうニュースとか、企業のコマーシャルとか、宣伝番組とか、ちょっとしたインタビュー番組とか、えんえん続くんですよ。ここまで若干戦闘機が映ったりもするんですけど、そういうドンパチを匂わす描写は出てこなくて、徹底して普通にこの世界で暮らしている人から見たこの世界、を見せているんですね。そうすることでプレイヤーがどこかでみた事のあるものを連想させて、リアリティを高めて物語の世界に引き込むわけです。

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ちょっとした小ネタも仕込まれてます。この、グループ会社の名前がズラズラっと流れるのは「日立グループ」のパロディ、キャッチコピーは日本企業によくあるやつですね。こういうのもリアリティを高める役割を果たしています。

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で、ようやく登場人物の登場ですが、まあ、とりとめもないことを話しています。この「俺のサポートにも対応してくれよな」というのはどういう意味なんでしょうか?エリックがプレイヤー機をサポートする役割で、サポートしてんだからそれに合わせてくれ、ということでしょうかね。

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で、同僚との会話の後に緊急ニュースが割り込んで、

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そこで部隊の派遣が決まった、というのを聞いて、

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そのままミッション開始画面に移る、この流れが素晴らしいですよ。
おそらくあわててハンガーか作戦室かどこかに、招集が掛かる前に急行したんでしょうね。いままでよくわからんニュースやら、コマーシャルやら、インタビューやらで引っ張って引っ張って、そこから一気に緊迫感を高める。世間の穏やかさと、矢面に立っている者との緊迫間ののギャップをみせているわけですね。

いやーまだミッション1に入る前なんですけど、改めて見ていくとやはり見所がありますね。長くなったので続きはまた次回にします。さようなら。バイバイ。


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