他者と分かり合えないなら、せめて考えを示すのだ。そして自分の領分を守るのだ。
他者とは分かり合えない存在と同義である。
他人は自分の経験、自分の考え、自分にとっての言葉の意味をどうしてなのか理解してくれないが、自分にとっても、他者の語る身体的精神的な苦痛とか感情とか論理とか言葉の使い方が理解出来ない、という時もあり、
すなわち相手が理解してくれないのはお互い様なのだ。
人間は何も繋がっていない、何も他者と共有出来ない、自分の脳の中の閉じた世界しか知覚する事は出来ない。だから、人に人の痛みは分からない。人は他者の視点を持ち得ない。その事に22歳で気づいた