【事例研究】「日本一長く服役した男」が取材源の保護に失敗した理由と、実践的対策
ここ最近、NHKではデカい不祥事が続いていて埋もれ気味になっていますが「日本一長く服役した男」については、ジャーナリズムの根幹を揺るがす重大な事案だと私は認識しています。
この問題、あまり世間で認識されていないのか、新聞等で報じられた後もまだ呑気な書評が公開されていたりもしています。
本当に、取材先の人生を滅茶苦茶にしてまで世に問うべきものだったのか?改めて協会内でもディスカッションして頂きたいので、メンバーシップのテーマとして取り上げることにしました。
著者・杉田宙矢のX(旧Twitter)から伺える自己顕示欲の強さ
当人のXは2023年9月20日をもって更新停止となっていますが、事案が露見した後も、どうでも良い内容を更新し続けていました。よほどXが好きなのだと見受けられます。固定Postもこの本の内容です。
プロフィールには次のようにあります。公益のため引用致します。
まさに自分の名刺がわりに書籍を利用していますね。熊本からネットワーク報道部に異動し、ネット記事の取材・編集を担当と、これからスクラップされることが確定しているジャンルの業務が専門です。
このプロフィールの記述や過去の仕事を調べてみる限り、映像で物事を伝えるということにはあまり関心が無いと見受けられます。
その一方、講演活動には積極的で、Xでも投稿を重ねていました。
私がプレジデントオンラインへの寄稿でも指摘したタイプの、講演家系の人物と見受けられます。
恐らく総合リスク管理室かメディア戦略本部系の取り調べを受けて、Xの更新を停止したのだと思いますが、かなり自己顕示欲が強いタイプなのは間違い無いと言えるでしょう。
取材源を守れなかったのは、杉本の歪んだサービス精神が原因か
では、ジャーナリストを自称して講演活動に熱心だった杉本記者は取材源を守れなかったのか?協会内での周知から、その理由が浮かび上がってきました。以下が、その概要です。
もし宜しければサポート頂けると幸いです。取材費の他、Twitterのプロモーション費などNHK健全化の為の取り組みに活用させて頂きます。