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【試写】2024年度・NHK基幹ニュース

今回は個別番組ではなく、基幹ニュースについてです。

基幹ニュースは恐らく報道局で主に使われる内部用語です。私は在職中にほとんど使うことはありませんでした。恥ずかしながら報道局の定義がよくわからないため、本稿では「おはよう日本」・「ニュース7」・「ニュースウオッチ9」を指すこととします。

なぜ、基幹ニュースを対象とするのか?私自身の問題意識ではなく、むしろNHK職員からのリクエストがあるためです。

番組屋の私に言わせればとんだ思い違いですが、NHKの屋台骨はニュースだそうです。しかし、その屋台骨は今やズタボロに朽ち果てています。

振り返れば、2023年には「ニュースウオッチ9」で前代未聞の捏造報道がありました。その後もNHKニュースにおける不正確な報が相次ぎ、訂正を見ない日は無いくらいではないかと思います。何なら、匿名の職員から「今日は何回訂正があるか同僚と賭けてます」といったDMが届くくらいです。

協会も危機感を持ってはいるようですが、部外の一視聴者となった私にはどう映っているのか?感想ベースに記述します。

総評

正確性:★★☆☆☆
速報性:★☆☆☆☆
公平性:★★☆☆☆
演出的工夫:★☆☆☆☆
NHKらしさ:★★☆☆☆

合計:7/25点
オススメ度:★☆☆☆☆

NHKニュースは主に外面のビジュアルについて、毎年マイナーチェンジを重ねている。2024年も出演者・セット・テロップ等の変更が行われた。だが、有効に機能しているとは思えない。

特に私が見ていて気になるのはキャスターだ。NHKに言わせれば「若返り」となるのかもしれないが、全体に「幼い」印象がある。

なぜ私が「幼い」と感じるのか?

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