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NHKのあり方 受信料制度・存在意義についての批判的考察

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NHKの存在意義とは何か?NHKは本当に知る権利に応えているのか?根源的な問いに関する考察と提言です。
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#NHK受信料

NHKニュースクリップ(2024年8月25日号)

今週は国際放送の不祥事が世間を震撼させました。私としては、玉音放送ですら軍から放送を守ったことを考慮すると、放送史上最悪の電波テロ事件だと思っています。 私も号外的に記事を出したわけですが、そのアップデートをしつつ、改めて事件について整理してみます。 NHKの隠蔽・矮小化工作が大炎上当初は、以下のニュースのように「不適切発言」とNHKは伝えていました。最初のニュースでは、まるでアドリブで何かを喋ったくらいの軽い扱いになっています。 しかし、恐らく国会議員からの問い合わせ

【過去最悪】NHKラジオが“ジャック”された!国際放送局が乗っ取られた「衝撃の理由」(写真あり)

※予測変換の間違いで国営放送になっている箇所が複数あったので修正しました。 ※問題の委託先はNHKグローバルメディアサービスです。日本国際放送は、今回は関係無いとのことです。 ※本記事は、事案の発生直後の情報に基づくものです。以後の情報は毎週の「ニュース」で更新しています(記事末尾にリンク有)。 私が懇意にしている週刊誌系媒体風味のタイトルですが、煽りではありません。今回は放送の自主自立に関わる、超特大の不祥事です。 経緯を詳しく報じていたFNNプライムオンラインによ

NHKニュースクリップ(2024年5/26号)

NHKを巡る最近のトピックといえば、ネットサービスの必須業務化と、今後のスマホ受信料の徴収範囲の行方でしょう。 NHKネットサービスを巡る“誤解”まずはネットサービスの必須業務化についてですが、稲葉会長は次のように述べています。 ネットサービスが、放送と同じ情報内容や同じ価値を提供しなければならない=ネットサービスではなくて、「放送がより重要」ということです。つまり、相対的にはネットサービスの位置付けは低くなります。 なぜかと言えば、ネット独自の”コンテンツ”は原則許容

【試聴】Nらじ「みんなでファクトチェック」(ゲスト:日本ファクトチェックセンター・古田大輔)

テレビ番組の事前チェックのことをNHKでは「試写」と呼ぶ。一方、ラジオは「試聴」である。今回は、かなり懸念のあるラジオ番組がNHKで放送されているという情報を聞き、1日遅れで試聴することにした。 懸念あるラジオ番組とは、「Nらじ」の中のコーナー「みんなでファクトチェック」である。 NHKのような捏造報道の常習者であり、局内でも何かあると脊髄反射で捏造と隠蔽に走る組織が「ファクトチェック」の時点で笑止千万なのだが、今回はもうひとつ見過ごせない点があった。 日本ファクトチェ

【やまと証券】なぜNHKニュースで”誤読”が相次ぐのか?アナウンサーへの緊急提言【深刻】

最近、NHKニュースでの誤読が相次いでいます。「おはよう日本」(特に5時台)は言うに及ばず、18時代の各局地域ニュースもノーミスで放送される方が稀です。 特に酷かったのは、2024年5月13日のNHKニュース7でした(初掲載時、5/14と誤記していました)。 このニュースにおいて、アナウンサーが大和証券を「やまとしょうけん」と読んで訂正される一幕がありました。NHKプラスでは、24分45秒ごろから確認できますので、興味のある方は確認してみてください。 「当該アナウンサー

【能登半島地震】NHK緊急報道の弱体化が顕著 一連の報道への違和感

今年は初っ端から地震・飛行機事故と相次ぎました。まさに、年末年始のような状況で緊急報道を行うためにNHKは存在しているので、面目躍如と言ったところでしょうか? 一部でNHKアナウンサーの津波に対しての避難への呼びかけが賞賛される一方、私は一連の報道を見ていて違和感も抱きました。一般の皆さんからすれば気にならないかもしれませんが、当事者からするとNHKの緊急報道の弱体化を懸念せざるを得ない場面が多くあったからです。 津波への呼びかけに偏りすぎていなかったか?まず私が指摘した

【放送倫理違反】ニュースウオッチ9問題 BPO意見書についてのNHKの報道が酷すぎた

良くも悪くも私が目立つきっかけとなった、ニュースウオッチ9の新型コロナワクチン接種後死亡された方の捏造報道について、きのう(2023年12月5日)、ひとつの区切りを迎えました。 BPOが意見書をまとめ、記者会見も行ったのです。 こちらが、5月時点で私が書いた記事です。細部について、NHKの報告書やBPO意見書と異なる箇所はありますが、概ね、私が指摘した通りだったのではないでしょうか? 私としてはBPO意見書はかなり踏み込んだ内容で、とてもポジティブに受け止めています。こ

【〆切間近】NHK経営計画案に対して私が送った意見

皆さんは、NHKの経営計画案に対して既に意見を送りましたか? 募集されていますので、送ってあげたら喜ぶと思います。NHKの幹部と理事、経営委員は必ず目を通しますからね。黙殺は許されません。 ただし、住所やフルネームを入力する必要があるので、職員の皆さんは友人や家族名義で送った方が良いでしょう。退職が決まっているなら、本名で全部ぶちまけてもokです。 せっかくですので、プライバシーに配慮の上、私が送ったものをここにも転記致します。忙しくてスマホから入力したので荒いですが、

取材する側が、様々なメディアのNHK関連取材を受けて感じたこと

今年はレアな経験をしたと改めて思います。多分、誰よりもNHKの公共放送としての使命達成に対して忠実な人物として協会内でも評価されてきた私が、結局はNHKを辞めてNHKと戦っているわけですから。

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【奇怪】唐突なNHK「猪木特番」の放送中止 “自主規制”の実態

今日は「放送の自主自律」というNHKの大原則がいかに軽んじられているのかを実例をベースに掘っていきます。 結論を先に言ってしまえば簡単、有形無形の圧力があったとしても、全て“自主規制”としてパッケージングしてしまうのがNHKの現実なんですよ。だから、統一教会関連の報道でも遅れを取ったし、社会的に重要なあらゆるテーマが全て後手後手になってしまっているんです。 アントニオ猪木氏の追悼特番が突然差し替えられた

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【受信料】NHKが“延滞利息”請求を放棄 “脅し裁判”終焉か?

10/19に、ひとつ驚きの裁判がありました。NHK党の方向性は私の考えとは異なるので扱うべきか悩んだのですが、私自身の営業研修経験や今現在の受信料を巡る議論を鑑みた時に、かなり重要だと思ったので記事にします。

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【告発】「字幕問題」再編防止研修に異論噴出!

先日初報をお伝えした、PD(プログラム・ディレクター)とCP(チーフ・プロデューサー)対象の研修「リスクマネジメント・ブートキャンプ」の実態が私の元にも伝わってきました。 この「リスクマネジメント〜」は、今や社会問題と化しつつある「字幕問題」に関連して、総務省からの行政指導を受けて計画されたものです(建前は違うが、実質はそう)。概要については、以前の記事をご確認ください。

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【衝撃】NHK受信料値下げ幅の裏を読む

世間の皆さんからするとクソどうでも良いかもしれませんが、本日2022年10/11 15時を回ったくらいから私宛のDM・LINE・SMSが騒がしくなってきました。 局内でも当初は限られた人しか知らなかったようですが、あれよあれよと拡散されたみたいです。 その後「記者会見があるらしい」と一報が入って、私も「こりゃマジだな」と襟を正しました。もう辞めてんですけどね。 で、実際に出たニュースがコレです。 皆さんからしたら「ふざけんな」って程度の値下げ幅だと思うんですけど、NH

「NHKこそが“インフォメーション・ヘルス”の敵」公共放送WG資料を読む

私が個人的に注目していた総務省のワーキンググループが本日9/21に開催されました。仕事さえ無ければ聴講したのですが、それは叶いませんでした。ですので、資料を読み解きながら、いかにNHKが欺瞞に満ちているかを指摘していきます。

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