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【韓国、ダークウェブフォーラムでメッセンジャー「Session」言及量が急増】5月3週目のS2W単独ニュース

こんにちは、S2W NOTE編集です。
本日は、S2Wで毎週配信している5月3週目ウィークリーニュースまとめをお送りいたします。

5月3週目の注目の内容は、韓国のダークウェブフォーラムで、匿名性とセキュリティに特化したメッセンジャー「Session」に関する言及量が昨年に比べて2.4倍増加したそうです。プライバシーが保たれたメッセンジャーを利用した犯罪に関するやり取りが主流になっているようです。

それでは、5月3週目のニュースをご確認ください。


■英政府、統合サイト攻撃被害で金融取引情報、内部管理コードなど含む文書が流出

‐5月13日、有名ダークウェブハッキングフォーラム「BreachForums」で活動しているユーザー「Nationalist」は、イギリス政府の内部資料に関して投稿しました。

‐この脅威アクターがサンプルとして公開した資料には、イギリス政府の金融取引の日付、供給製品、仕入先、注文番号などが含まれており、省庁の情報や内部予算コードなどが多数含まれています。

-被害を受けた「gov.uk」は、英政府の統合ホームページで、英国民の個人情報管理から雇用、福祉、ビザなど様々なサービスを提供しており、センシティブなデータのレベルが非常に高いものと見られます。

■フィリピンサイバー犯罪捜査局、警察官の個人情報・銃器情報を含む内部システムの情報が漏洩

‐5月13日、「BreachForums」で活動しているユーザー「ph1ns」はフィリピン警察の内部資料に関して投稿しました。

‐この脅威アクターは、フィリピン警察のサイバー犯罪捜査局が使用する内部管理システムからデータを奪取したと主張しています。データの規模は1.7GBで、同者はこれを外部共有フォルダを通じて無料で公開しています。

‐流出したデータを確認した結果、100万行を超える膨大なデータに警察官の個人情報と見られる内容や銃器を含む各種内部器物の使用や積載情報などが膨大に含まれており、非常に危険性の高いデータであることが分かりました。

■韓国、ダークウェブフォーラムで、メッセンジャー「Session」に関する言及量が急増

‐最近、ダークウェブユーザーの活動範囲が多様化する中で、韓国のダークウェブフォーラムでTelegramに続いて「Session」に関して言及するコンテンツが急激に増えています(2024年第1四半期の言及量は前年同期比で2.4倍)。

‐「Session」は、登録に電話番号やメールアドレスなどが必要なく、すべての会話とコンテンツは暗号化されて送信されるのが特徴です。また、スクリーンショットを防止できるためセキュリティに特化しているメッセンジャーとして知られています。

‐ダークウェブ上でこの「Session」に言及するユーザーは、通常、このようなセキュリティの理由から使用しているものと見られ、薬物の取引や違法なコンテンツを主に流通しています。

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以上、5月3週目のニュースをお届けしました。
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