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【アメリカ、ロサンゼルス空港(LAX)内部データ漏洩】2月5週目のS2W単独ニュース

こんにちは、S2W NOTE編集です。
本日は、S2Wで毎週配信している2月5週目ウィークリーニュースまとめをお送りいたします。

S2WのアナリストがまとめたS2W単独のニュースによると、米ロサンゼルス空港(LAX)が標的となり、約250万人の個人情報が漏洩した模様です。空港を標的としたサイバー攻撃の被害は、フライトの遅延など大きな混乱を引き起こすだけでなく、乗客に関する個人情報が漏洩の危機にさらされるため空港の情報システムをサイバーインシデントから守ることが重要です。
また、台湾とエジプトで通信大手がサイバー攻撃の標的になったようです。
それでは、2月5週目のニュースをご確認ください。


■アメリカ、ロサンゼルス空港(LAX)内部データが漏洩、約250万人の個人情報がダークウェブに公開の危機

2月23日、アメリカ、ロサンゼルス空港(LAX)のデータベースがダークウェブハッキングフォーラム「BreachForums」で販売されていました。
データベースの中身は約250万人の個人情報で、飛行機の所有者の氏名、メールアドレス、所属先、所有している飛行機の詳細データなどで、ハッカー「IntelBroker」はこれに関するサンプルを無料で公開しています。

ハッカー「IntelBroker」は、2022年にダークウェブハッキングフォーラムに登場したハッキンググループで、直接サイバー攻撃を行うこともありますが、多数のハッカーと協力してサイバー犯罪活動を続けています。
(今回のこの「LAX事件」は「IntelBroker」と「kwillsy」が協力してデータを流出させたものです。)

■台湾の有名テレコム企業、各種内部文書、契約書等を含む約1.7 TBレベルのデータ漏洩被害

2月23日、台湾の通信大手「Chung***」の内部データベースが「BreachForums」で販売されていました。
データを流出したハッカー「303」は、販売ポスティングに被害企業の内部文書、データファイル、台湾政府と被害企業の間で作成された契約書などを含むデータベースを販売していることが明らかになりました。
ユーザー「303」は、過去に同じハッキングフォーラムで活動していた「g0d」と同一グループで「303」は彼らの新たなユーザー名です。

■ハクティビズムハッキンググループのDDoS攻撃により、エジプト通信大手サイバー被害

2月27日、エジプト最古の通信企業「O***** egypt」がDDoS攻撃によるサイバー被害を受けました。
ハッカーグループは、テレグラムチャネルを通じて、エジプト政府と企業に対する不満を抱き、大規模なサイバー攻撃を実行したとし、被害企業の通信やサービスに著しい障害を引き起こしたと主張しました。
ハッカー「Anonymous Sudan」はパレスチナ寄りの政治思想を持つ、ハクティビズムを標榜するハッカーグループで、昨年12月オープンAI社のイスラエル寄りの役員に対する不満から、ChatGPTに対して大規模なサイバー攻撃の実行と成功を自身のものであると主張したことがあります。

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以上、2月5週目のニュースをお届けしました。
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