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55歳で無職です 2

【一体オレはどうしたいのだ?】

無職という暗黒のブラックホールに闇堕ちし、気がつけば1年以上経過している。
毎日している事と言えば、ウォーキングをし、ネットで記事を読んだり、youtubeを見たり昼寝をしたりで、自堕落で怠惰な生活を修正しようとしていない。生活を維持する収入源を確保しなくては、と思うのだがこれが本気で職を探そうとしていない自分がいる。
労働に対して著しく意識が低下しているのである。
生まれながら、のんき職人なのかもしれない。血脈的に私が最大の、のんき職人なのは間違いない。【のんき職人】が職業として成り立つのなら、ありがたい話だが、いくら世界のあれこれが変革を遂げてきていても、さすがに、のんきでいることが、お金につながる事はないだろう。
元々、「やる気」があるほうではない。
だが、今まで職場をクビになったことは無い。
私は今まで2つの企業に勤め、1つは21年間、もう1つは5年間勤務した。どちらの企業も休む事は少なく遅刻もほとんどしていなかった。早起きして、むしろ時間に余裕を持って通勤していたのだ。
このように、決められた時間に起き、通勤し、時間が来たら家へ帰る行動は、軌道に乗れば、それを維持する事が出来るは出来るのである。
ただし、私は決して仕事が出来るタイプではない。
単細胞であるし、細かい配慮を駆使し仕事を進める性格ではないのだ。


【55才の私は、更年期なのだろうか?】

最近はミッドライフ・クライシスという名称で、自分の人生や環境を振り返り、精神が安定しなくなる中年も多いらしい。
私も50才前後から、周囲の人と自分の能力を比べたり、世の中の成功者たちと比べたり、今までの自分が何も成し得て来なかったこと、特別な才能や個性が無い事、取り柄らしい取り柄がない事などを感じ、自分に対し【オレはMr.ゼロだ】と思うようになった。
当然、自己肯定感も下がることになる。
自分で自分を信用出来なくなるのだ。【所詮、オレじゃあな】自分に価値を見出せないのだ。
世の中には自分に絶対の自信を持つ自信家が存在する。
とてもじゃないが、私は自信家にはなれない。自信を持つ根拠が何も無いのだから。
だが、現実にはお金を稼いで生活しなければならない。それが以前はわかっていたからこそ、毎日最低限の労働はしていた。
しかし、職場を人間関係やら、後輩が昇進し立場が上になるやら、会社に飽きが来ているやらで、それらをうっちゃらかしたくなり、数週間考えたあげく職場を辞めたのだ。


【なんだろう?】

無職であるがゆえ、収入は無い。貯金で生きているわけだが、潤沢に資金があるわけでも無い。
現状、仕事にありついて食い扶持を確保しなければ、今以上に不幸になるのは目に見えている。
自ら不幸のトンネルを進んでいるようなものだ。
それがわかっていながら、のんき職人稼業を続けている私は、この稼業から脱出するときが来るのだろうか?

人生は、終わりよければ全て良しなのだろうが、私は自分でも何をどうしたいのかが、わかっていないようだ。

のんき職人は酉年です。酉年の方、聴こえますか〜ッ!

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