逆張りの逆張り

「逆張りキッズ」というのはあまり肯定的に捉えられないものだと思う。

「逆張りキッズ」とは普通の行動から逸脱することが行動の動機となっている人のことを指すと思うのだが、彼ら(自分も含む)はよく、

「逆張りキッズはつまらない。俺は普通が嫌だって感じが嫌い。」

と批判され疎まれる。

ところがこの逆張り批判と逆張りは本質的に性質が同じであると思う。というのも、どちらもあるものに対して、相対的に自分の言動を決めていからだ。
逆張りは普通に対して、逆張り批判は逆張りに対して、それぞれ利用することによって自分の意見を言っているに過ぎない。

だから、逆張りと逆張り批判に関して批評を加えようとする僕自身も、本質的には彼らと性質が同じであり、この手の話題に良い悪いを判断しようとすることはナンセンスなのだ。

したがって、僕たちがどのような動機で行動をしようとしても、他人に危害を及ぼさない範囲では、原理的に誰も批判することはできない。そして、そのことを胸に入れてもう少し自分に自身を持って生きようと僕は言いたい。


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