知の狂気
この世界は知っているか知っていないかで社会の中の序列が決まるものだなと思う。人の優劣を決めるのは学歴、仕事の出来。
仕事の出来はあまり関係ないかもしれないけど、
勉強して多くのことを勉強していて教養があるほうがなんかよさそうに見える。そして無教養と他人から言われたら腹が立つ。
だけれど知るということはとても恐ろしいような気がする。
認識するということは世界を切り分けてそこに割り当てることと同じである。
わかりやすい例だと、家でケーキを切り分けるような作業である。
ホールケーキを机の上に置いてナイフで細かく切り分けて、できたひとかけらに対して、「リンゴ」という情報を与えていくのだ。
そして知識と自分の思想を以てこの世を是と非に切り分けることは危険なことである。いつかそのナイフが自分の指を切ってしまうかもしれないぞ!
さらに家でずっとケーキ切ってても手がつかれるだけだろう。
そんなことしてないで外で散歩でもしなさい。
「知識」「価値」「優劣」「善悪」
といったことは、家でケーキ切っているようなことに過ぎないのではないか。
そんな俗世界から逃げて家の外で遊ぶのがいいと思うのだけどね。
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