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ここは、舞台ですか?

それは、酷く暑い夏の日。
肺がんで入院していた祖母が、3ヶ月も経たずに
あちらの世界に静かに逝きました。

朝方に亡くなったので午前中には、祖父と住んでいた自宅に帰宅。
母上は落ち込みが激しい祖父の代わりに、妹と葬儀の準備を段取りしたりバタバタっとしていました。

私達、孫達は、
「お線香の係をしてて!」
と母上に言われたので祖母のそばにいることになりました。
しかし、あの年は、まだ猛暑や酷暑なんて言葉を聞いたことがなかったのに異常に暑かったのを
覚えています。

な•の•に!!!
母上、そして母上の妹は、打ち合わせをしていた葬儀屋さんからとんでもない発言を聞くことになったのでした_:(´ཀ`」 ∠):。

それがなにかというと

「火葬場が混み合いすぎていて火葬が、1日延期になります。」

というまさかの発言( ゚д゚)。

みんなの頭をよぎったのは、
「夕方に葬儀場の準備が出来るまで、祖母の身体は、いたまないですむのか⁈」
そこから、家族一同と葬儀屋さんとの一致団結がはじまったのです。

まずは、祖母が運ばれているお部屋のクーラーの温度をペンギンが住める勢いで下げる!
もう、全員一気に唇の色が青ざめていくほど!!

そして、葬儀屋さんが
「追いドライアイス」!!を大量に祖母の体周りに!!

しかし、これがいけなかった、、、。

もう、完全に演歌歌手が歌っている最中の舞台のように、モクモクっと祖母の身体がドライアイスの雲の中に消えていく_:(´ཀ`」 ∠):。

不謹慎ながら、あまりの凄さに家族全員で
笑ってしまいました!
でも、おかげでそんな私達をみて祖父も笑ってくれたのでこれは、これでよかったかなっと思っています。

ちなみに、みんなの団結力のおかげで祖母は、美しい姿のままでいられました。゚(゚´ω`゚)゚。。





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