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広がる!ペイフォワードの輪

昨年のホワイトデー頃には、感染拡大が始りつつあったコロナ。その未知のウイルスに対する不安と緊迫する医療体制の中で働く人たちにほっと一息ついてもらおうと、Dari Kでは、「ペイフォワード活動」を4月から始めました。
このペイフォワード活動は、単なる寄付活動ではなく、消費者の参加のもとにご購入いただいた金額と同じ金額のものを医療機関に送らせてもらうというもので、感謝の気持ちを表したい消費者と医療機関をつなぐこと、返品が相次いで在庫過多になっていた弊社の在庫を減らして、カカオ豆の買い取りを続けるということ、それによってカカオ農家の収入を減らさないという目的がありました。

“Pay it forward”という言葉自体には、「恩送り」という意味があります。つまり、恩を受けたその人に恩返しをするのではなくて、別の人にその温かい気持ちを贈る、そうすると贈られた人は別の人に別の形で贈る、とずっと良い連鎖が未来へとつながっていくことです。

Dari Kから始まったペイフォワードにも続編がありました。
まずは、チョコレートを贈られた医療従事者の方たちが貴重なお休みを使って、Dari K本店を度々訪れてくれました。そして、インドネシアの農家の方たちのために、とチョコレートをご購入いただいたのです。

生産者カカオ持つ

そしてさらにもう一つ。インドネシア農家の方たちがDari Kの活動に感動して、自分たちでペイフォワードの活動を始めたのです。Dari Kのパートナーでもあるヘルウィンさんがリーダーを務めるカカオ農家指導グループUIHでは、カカオ豆の他に無農薬のお米の栽培も始めていたのですが、そのお米を小児医療機関の近くの簡易宿泊所で寝泊まりをする子供たちの親御さんのために寄付を行っています。(ヘルウィンさんについてはこちら
病気の子供の看病で疲れたお母さん、お父さんたちがベッドだけの宿泊所に戻った時に、温かいご飯があったら、どんなにほっとすることでしょう!

大海に投じられた小さな石がずっと波紋を描いていくように、優しさの輪は本当に広がっていくんだなと、その話を聞いてDari K社員もまた感動したのでした。

コロナ禍の拡大で年明けを迎えた2021年もまた、「ペイフォワード2021」を始めております。よろしければご参加ください。
https://www.dari-k.com/news_post/information210123-01/

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