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【3時間、山を越えれば川も越える by足立】

みなさま、こんにちは!

現在現地法人KICは、スラウェシ島のポレワリ・マンダール県でカカオ豆の買取を進めています。
今年から新たに買取を始めた地域もいくつかあり、その1ヶ所が今まで買取をしていた地域を含めて最も遠い場所にあります。拠点から片道3時間ほどの山間の地域です。

道とは呼べない(そんなこと言ったら怒られそうですが)道をひた走っていきます。
(山間の地域の道路事情は過去に書いているのでこちらをぜひ読んでみてくださいね!https://www.facebook.com/dari.k.chocolate/posts/1370977832993889

道のコンディションが悪いので、雨が降ると車ではどうにも山を降りられなくなってしまうため、この日はオフロード仕様のバイクの後ろに乗って、山を入っていきました。
道中の契約農家さんのお宅に立ち寄りつつ、おしりがどうにも痛くなりつつ、山にどんどん入っていくと、そこには川が。

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「川を渡るしか道がないんだよ」と聞いてはいましたが、その川には1台のイカダが・・・。そうです、1台ずつそのイカダに乗り、船頭さんなる方が引っ張って川を渡ってくれるのです。イカダ自体も川を横断するように張られているロープに繋がれています。
車はそのまま渡るしかないので、これは通常の乗用車ではたどり着けない場所です。
イカダとはいえ、もちろん靴は浸水。ビシャビシャのまま、さらに山を登って、やっとの思いで到着し、その地域のカカオ農家さんと色々話をしました。

ひとしきり意見交換をし終えた後、では農園の方へ行こうか!と出発しようとしたタイミングで、土砂降りの雨に見舞われました。

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ここは標高が800mほどある場所のため、非常に天気が変わりやすいのです。このまま止むのを待っても、川が増水して渡れなくなる!!!と言われ、農園には立ち寄れず、泣く泣く土砂降りの中を戻ることに。

無事に川を渡ることが出来ましたが、拠点に戻ってくるまでに、他の車が泥道で立ち往生していて、我々も15〜30分車の復旧を待つ×3回に見舞われながらも、なんとか無事に下山。頭から爪先までずぶ濡れで家に着いたのは久しぶりでした笑。

様々な地域の様々なコンディションがあるのだなと改めて思いつつ、その地域に即した方法で頑張る気持ちのある農家さんの後押しがこれからもしていけるように頑張ります!
そして近いうちに農園訪問はリベンジしたいです!!

(現地駐在員・足立こころ)

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