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代表吉野の宇宙人疑惑を暴く!(1)

 男の子を育てたお母さん、あるいは年齢の近いご兄弟をお持ちの女性であれば、一度ならずとも「この子、宇宙人?」と理解し合えないことに思い悩んだことがあるはずです。
 私も例外なく、「お母さん、幼稚園辞めるわ」と言い出した三歳の頃の息子に度肝を抜かれ、妹を泣かせたので外に放り出したところ、小学生の頃の彼は反省するどころか、松の木の下でいびきをかいて寝ていて呆れ果て、「宇宙人!?」と思った覚えがあります。
 そんな過去も遠ざかった最近、「宇宙人?」とあまりにも頻繁に言われる人物がすぐ近くに存在するのにふと気付きました。何を隠そうDari Kの創業者であり、代表の吉野です。
 ここでは、その吉野のご紹介と、代表ブログ「ライターを運ぶアリ」に代わり、ここで代表からのメッセージを発信するに至った経緯をお話しておこうと思います。

本当に世界を変えるんだ!

 Dari Kが「カカオを通して世界を変える」というビジョンを掲げているのをご存じでしょうか?
 “世界を変える”なんてあまりにも大きな言葉ですよね。本気で、そのようなことをやろうとしている会社とは思っていなかった入社前の私は、今年の3月末に「全社会議に参加しませんか」とお誘いを受けて、嬉々として京都へ向かったのでした。
 会議のほとんどの時間、代表は“なり”を潜め、ふんわりと笑って、話を振られても始終「いえいえ」と謙虚に短く返すだけで、社員の話を熱心に聞いているようでした。
 そして、最後のまとめで会社の目指すところを話してくださいと言われた吉野は、「言葉にするのは苦手なんですよね」と前置きをして、柔らかい口調で話し始めたのでした。

 テレビなどでは、あまりこの辺りの魅力が伝わらないと思うのですが(というのも大切なところだけ切り取られる)、代表はいつも視点を変えて、あらゆる方向からの考え方を示唆します。一般的な考え方、先進的な企業の考え方、経営者として見た場合……。決して一方的に自分の考え方を直球ストレートに投げずに、らせん状にクルクル回しながら近づいていく、というイメージでしょうか。
 それだけであれば単に「ものすごく頭の回転の速い人」で終わっていたように思うのです。が、その会議の時、話の最後にホワイトボードから一歩遠のいて、グラフを見て自分にだけ聞こえるような声でポツリと呟いたのを私は聞いたのでした。
「でも、これだと世界は変えられないんよね……」

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 代表ブログのタイトル「ライターを運ぶアリ」。アリがたとえ自分の体の何倍も大きなビスケットの欠片や虫の死骸を運んでいる程度では、すごいなと思う程度で足を停めない。でも、あまりに大きなライターを運んでいたら誰もが足を停めて振り返る。
 Dari Kという小さなチョコレートショップが世間の注目を集める所以を語る、私も大好きなタイトルなのですが、入社して4カ月、遠巻きながら代表の話を聞いているにつれ、「ホンマにアリなのかしら」と度々、その会議の時の言葉を思い出すのでした。
 もしかして、アリの姿をした宇宙人が遠い宇宙から小さな青い地球を眺めていたからこそ、「世界を変えてやろう、変えられる」と思えたのではないかしら。この宇宙人(←失礼)は、どこから世界を、そしてDari Kを見ているのだろう、と。
 一社員が始めたこのnote、代表のそんな秘密にも迫ります。対談形式で吉野さんに質問を投げかけていきますので、こんなこと聞きたい!という人は是非、質問をお寄せくださいね。

(広報部員・中崎薫)

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