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子どもとの関係をあきらめかけているあなたへ(1)

この記事は「だれもが生きやすい社会を作る団体 daremoga」のメンバーのもこちゃん(筒井ともこさん)が軽度知的障害の診断を受けた当時の子育てを振り返って、今感じていることを書いてくれました。


長男の発達の遅れに気づいてから狂い出した理想の子育て

中学3年の娘と中学1年の息子を育てている筒井ともこです。

今、私が子育てで最も大切にしていること・・・

「自分自身と子どもたちの幸せを一番に考えて毎日行動する」

これってどの親御さんもそう思っていらっしゃいますよね。

私自身、そうしていたつもりでした。

でも、自分の子育てについて
真剣に考えざる得なくなった
<息子の発達の遅れ>から起こった数々の波を通して
本当の意味で

自分自身と子どもたちの幸せを一番に考えて毎日行動する
ことはできていなかったと気がつきました。

そんな私がどのように変わっていったのかをこれから
2回に渡りお伝えします。

幸せな子育てのスタート
私は結婚したすぐでも子どもが欲しいと思っていました。

ですから長女を授かったときも弟が生まれた時も本当に幸せで
愛情をたっぷりかけて育ててきました。


私自身、両親と仲のいい関係だったので子どもたちと必ずいい親子関係を築けると信じていました。

でも、息子が生まれてから小さな娘との関係性が狂いだしました。

当時は娘がまだ2歳半。

今思えば、2歳半の娘に大人げないのですが
産後の疲れもあったのか、娘のひどい赤ちゃん返りが許せませんでした。

そこから、娘との関係がずっとしっくりきませんでした。

小さい時から発達も順調で言葉を覚えるのも早かった娘。

5月生まれなのもあって、幼稚園に入ってもしっかり者。

周りのママたちから
「なんでもできるね、しっかりしているね」と言われていました。

でも、家に帰るとわがまま放題。
ちょっとでも機嫌が悪くなるとすぐ暴れる。

私は娘の機嫌に振り回されてほとほと疲れていました。

そんな生活の中で気づいてしまった息子の発達の遅れ

なんだか娘の時とは発達の進度が違うのです。

実は息子の発達に違和感をずっと持ち続けていました。

「男の子だから」

「個人差もあるし」

いや、そういうことじゃないよな…
と思いつつも、

怖さもあって見ないふりをしていました。

でも、息子も幼稚園に入園してやはり息子の発達が少し遅れているということがわかり療育(発達に課題のある子どもたちを支援する機関)に通い始めました。

あの頃は、何とか息子を人並みにしたい。
普通の子でいてほしい。
正直それだけを考えて子育てをしていました。

私が乗っていた社会のレールに子どもたちも乗ることが、子どもにとっての幸せだと思っていたのです。

ですから、発達の遅れがある息子は、そのレールに乗れない。
そんな息子が不安で仕方ありませんでした。
社会の「普通のレール」に乗れないなら・・・
この先の彼の人生はもうダメかもしれないと本気で思っていました。

娘が小学校に入学し
その後まもなく息子も入学しました。

すると次は勉強面で問題が発生し
さらに親子関係が悪化していきました。

私なりに一生懸命子育てをしている。

だけど、なんだかうまくいかない。

周りがとってもよく見える。

あのママは幸せそう。

あのママのお子さんはこんなことまでできる。


その一方で、子どもに当たりまくって泣かせるほど怒っている私。

この頃の親子関係はもう、本当に最悪でした。

まだまだお話は続くのですが、とても長くなりそうなので今日はここまで。

親子関係を考えるきっかけをくれた
次の息子の一言を紹介して終わりにします。

「ママ、優しい顔して」


次回は、息子の言葉で変わった私たち親子の変化をお届けします。


筒井ともこさん

この記事を書いた人

筒井ともこさん

子どもへの声かけアドバイザー
ママトコファミリー研究所講師
山野流着装奥伝講師
しっかり者の中3娘と軽度知的障がいのマイペースな中1息子のママ
ママトコファミリー研究所のHPはこちら

「自分の人生、自分のもの!」をモットーに
たくさん笑い、自分の好きなことにとことん向き合い
自分のことも家族のこともみんながワクワクしながら生きていきたい!

「ママって、大人ってすっごく楽しそう!」と子どもたちに思ってもらえるような、そんな大人になりたいなと常に思いながら動いています^^

だれもが” daremoga” について

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