見出し画像

Valheimの手引き

はじめに

 Steamにて販売されているゲームValheimは、いわゆるサンドボックス系(マインクラフトなど)にあたるゲームです。
 先日、大きなアップデートがあり、霧の地と呼ばれる土地生態系(バイオーム)の種類が追加されました。
 このゲームは北欧神話をベースとした内容にとっつきやすいシステムからなる良いゲームですが、つまづきやすい点があるため、その手引きを書くことにしました。

操作

 PCゲームに慣れていれば、ある程度操作もわかるのですが、慣れない人には難しいものがあります。
 基本はWASDで移動して、Eキーでフィールド上のものを選択できます。
 フィールド上でEscキーを押すと設定が見られますので、そこから細かい操作方法を確認するとよいでしょう。

 Tabキーを押すと持ち物を確認できますが、食べ物や道具はカーソルを合わせてクリックで使用します。

チュートリアル

 ゲームを始めると、なにやら岩に囲まれた場所に投げ出されるわけですが、ここでチュートリアルキャラクターのカラス、フギンが現れます。
 彼のセリフはある程度日本語化されており、最初は大きな文字で丁寧に説明してくれるのですが、だんだん文字の調整が下手になっていき最後には読めなくなります。

かなり初期のフギンでもすでに文字が小さい

 このため、なんらかの外部のチュートリアルに頼ることになりがちです。

製作

 このゲームには製作の方法が3つあります。
 まず、何も使わない方法。Tabキーを押すと持ち物が確認できますが、同時に右に製作画面が表示されます。製作画面では下に必要なものが表示されており、それらを所持して「作成」を1回押すと作ることができます。
 ここで製作できるものは4つだけですが、次の項に必要なハンマーはここで作れます。

 次に、ハンマーを使う方法。主に建物や作業台を作るのに使います。
まずTabキーを押して持ち物を表示した後、上の方法で作れるハンマーを右クリックで使用します。
 すると下に何やら半透明のウィンドウが表示されますが、気にせず再度クリックすると、作れるものが一覧で表示されます。
 これで家が作り放題かと思いきや、後述する作業台以外のものはほとんど、周辺に作業台があることを作成の条件としています。

 最後に、作成設備を使う方法。作業台がこれにあたります。
 ハンマーを選択して右クリックで作れるものの一覧を表示したうえで、Q/Eキーでタブを切り替えられますが、「作成」タブに合わせると作業台があります。
 作業台を使うには、程度壁に囲まれた場所で、屋根がある必要があります。
 屋根がないと「屋根が必要だ」、壁に囲まれていないと「設備が露出しすぎている」と表示され、使用することができません。
 これらを整えることでやっと武器や装備を作れる作業台の完成です。お疲れさまでした。

 ちなみに、ハンマーで作ったものは、ハンマーを使用した状態で照準を合わせてLキーを押すと壊れ、製作に使ったものが返ってきます。(たき火以外)
 また、ハンマーで作れるものの一覧において左上に表示される「修理」は、選択して左クリックをし、作ったものに照準を合わせて再度左クリックをすると、耐久度を一瞬で回復させられます。
 作業台の製作画面でも左上にハンマーアイコンが表示されますが、クリックすると、作業台で作ったものの耐久度が一瞬で回復します。

 ゲームを初めてフィールドをしばらく散歩していると「寒気がする」と唐突に表示されますが、これは風邪を引いたわけではなく、夜になったことを示しています。(このゲームに病気の概念はありません)
 フギンが小さな文字で説明してくれますが、夜は敵が出現しやすく、また前述の寒気はデバフ扱いであることからも、睡眠をとって夜をスキップすることが推奨され、そのために家を建てる必要があります。

 まずは、作業台を建て、ハンマーの製作画面の「家具」タブからベッドを作ります。ベッドには屋根と壁に加えて、近くに火が必要になります。壁と屋根を建てたうえで、ハンマーの製作画面の「その他」タブからたき火を選択し、近くにおいてやります。
 これでやっと寝ることができます。ベッドを選択して後述するスポーンポイントを設置、もう一度選択して寝ましょう。

Valheimで定義される「家」

 ちなみに、ハンマーでベッドなどを作るにあたっては作業台が必要ですが、この場合作業台は存在していればいいので作業台の屋根や囲いはいりません。
 また、たき火は雨で消えるので屋根をつけてやりたいところですが、きれいに囲うと酸素不足で火が消えます。注意しましょう。

スポーンポイントと死亡

 ベッドを選択すると表示されるスポーンポイントですが、要はリスポーンポイントであり、死亡時にこの場所で起きられます。
 このゲームでは死亡するとすべてのアイテムをその場に落とし、スポーンポイントに復活します。回数制限などはありません。

食事と休息

 さて、拠点を建てたからには早く探索に行きたいところですが、その前に休息済みバフを取っておきましょう。
 休息済みバフは寝たり拠点などに10秒程度いたりすると右上に表示されるバフで、体力とスタミナの自動回復速度が大幅に上がります。
このゲームでは攻撃にもガードにもジャンプにも走るのにもスタミナが必要なため、探索前には忘れずに付けることを意識しましょう。

一定時間休息中状態を維持すると、快適度というものに応じた長さの休息済みバフがかかる。

 また、初期体力は25ですが、これは食べ物を食べない限り永遠に上がりません。初めはどんどん拾い食いしていきましょう。

 ちなみに、休息済みバフが終わる際には「もう十分休んだ」、食べたものの効果が切れる際には「おいしかった」と表示されます。製作側のジョークか日本語化の弊害か判断に迷うところです。

マップとミニマップ

 Mキーを押すとマップが見られます。
 マップには主に3つの機能があり、1つはピンを立てられること。
 右下のたき火マークなどを選択し、ピンを立てたい所にダブルクリックをするとピンを立てて目印にできます。ピンの消去はクリックで行います。

 2つめはボスの位置や死亡位置の確認。
 フギンが最初に教えてくれますが、フィールド内の各所にあるボスストーンを選択すると、ボスの位置が登録されます。すでに知っている位置のボスのボスストーンだった場合、「ロケーションはすでに追加されている」と表示されます。
 また、プレイヤーが死亡した場合、死亡した日付と共に死亡位置が表示されます。邪魔な場合はクリックで消すことができます。

5番目のボスを倒した際の私の死亡位置

 最後に、土地生態系(バイオーム)の確認。
 探索済みの土地にカーソルを合わせると、右上に、その土地がどのバイオームに分類されるか表示されます。特に最初は黒い森を避けることを意識しましょう。

敵について

 このゲームの敵はかなり執念深く、プレイヤーを見つけると地の果てまで追いかけてきます。正直な所あまり愉快な仕様ではないですが、勝てない敵に見つかるとひどい目に遭うことは必至です。
 自分の身の丈に合った進行度の土地生態系(バイオーム)の敵のみを相手取り、作業台で作れる武器防具を常に確認しつつ装備のアップデートを怠らないようにしましょう。

ゲームの進め方

 サンドボックス系のゲームはやるべきことや旅の目的が決まっていないものですが、Valheimは明らかに目的意識があり、行くべき土地生態系(バイオーム)も順番が決まっています。とやかく言われない、もしくは文字が小さくて読めないだけです。
 それぞれのバイオームに1種類ずつボスがおり、それを倒すと次のバイオームの探索に不可欠な道具が手に入る、といった具合で進行していきます。

 このゲームのどうかと思う仕様として、その土地生態系(バイオーム)で手に入る素材を用いた武器防具を作ることでようやくそのバイオームの敵と渡り合えるようになる、というものがあります。
 つまりは、例えば最初のバイオームである草原のボスを倒して黒い森に入ったプレイヤーは、黒い森の敵に日々怯えながら鉱物を掘りに向かうことになるわけです。
 できる限り深入りしたくない所ですが、たいていそのバイオームのダンジョンを探すことになる都合上そうも行きません。戦士に甘えは通用しません。強く生きましょう。

荷重制限について

 このゲームでは、持ち物欄に収まっていても物が持てないということがあります。アイテムごとにそれぞれ重さが設定されており、300を超えると持つことができなくなります。現在の重さは持ち物欄の右下に書かれています。

 木や石を扱っているうちはまだいいのですが、金属類を扱うようになるにつれこの制限は厳しいことが分かってきます。解決法としては、荷車を押したり船に乗せたりといったことになるでしょう。上限を上げる方法はありませんから。

 と思っていたのですが、上限を上げるアイテムが実はあり、それは「商人」から買うことができます。(私は最後のボスまで気付きませんでした)
 「商人」はフィールドのどこかにいるのですが、ランダム生成のこの広い世界で巡り合えるかは運によります。おそらく誰かフレンドのワールドなどで買うことを想定しているのだと思われます。
 私は偶然見つけたので買いました。荷重上限が1.5倍になりました。これまでの苦労とは……私の人生とは……。

商人の近くの一定距離まで近づくと画像のようなアイコンが表示される

追記:今回のアップデートについて

 この記事の趣旨からは外れますが、今回のアップデートについて書かれた日本語の記事が少ないため、今回追加された要素の詳細について書いておきます。

 見て回った限りでは大きな変更は3種類あり、

  1. 釣りの仕様が大きく変わった

  2. 家畜の追加

  3. 霧の地の追加

 まず魚について。これまでは釣った魚は問答無用で魚肉になっていましたが、魚の種類ごとに別々に持てるようになりました。
 また、これまでカワカマスやマグロくらいしかいなかった魚類が追加され、それぞれに専用のエサが必要なようです。エサは魚とトロフィー類で作れます。
 とはいえ、それらの魚で作れる料理などは特になさそうです。
 追記:エサ以外にも新たな魚で作れるものが増えていました

魚の動きも活発になり勝手に船に飛び込んでくる

 ちなみに、釣り竿と最初のエサは依然としてあの「商人」からのみ買えます。許せねぇ……。

 家畜について。飼う(テイムする)ことの可能な生き物が追加されました。1500コインで「商人」から買えます。なんだこいつ。
 ちなみに、テイムできる生物にオスメスの区別はなく、2匹いる状態で両方が満腹だと子どもを産みます。つまり繁殖には3000コイン必要になります。いい商売だな。

 この新しい家畜、あまり使い道のなかったさまざまな種子を食べる上、なんとタンポポまで食べます!イノシシがテイム可能だと聞いてタンポポを投げ込んでは首を傾げていた古傷が痛みますね。

 霧の地について。タイトルにもなっているMistlands(霧の地)がついにやってきました。これまでも霧の地という名前のバイオームは存在していたものの、何もない土地でした。今回のアップデートはエネミーからダンジョン、ボスまで追加する大型のもので、当然探索には一つ前のバイオームのアイテムがほぼ必須になります。

 霧の地攻略の詳しい流れを書いていくと、これまでヤグルスからドロップしていたyagluth_thingがTorn_spritになっています。これを使ってハンマー製作から「作成」タブでWisp Fountainを作り広い場所に置くと夜にWispが寄ってくるので捕まえます。
 次に、捕まえたWispを使って作業台で装備品Wisplightを作ります。これを使うと霧の地の霧の中でも視界が少し確保できます。ハンマーで作れるWisp torchを置いても視界が開けます。
 霧の地で探すものは二つあり、Black coreとDvergr Extractorです。Black coreは黒い森でのスルトリングのコアのようにダンジョンの中にあります。例によって最低5つ要ります
 ダンジョンの入り口は普通にあるか、Seekerのやたら住み着いてる建物の地下にあります。
 Dvergr ExtractorはDvergrが複数いるような場所にある重厚そうな箱の中にあります。これを壊すためには守護石を壊す必要がありますが、攻撃するとDvergr に怒られます。DvergrはSeekerなどと敵対関係にあるので適当に引っ張ってきて漁夫りましょう。これは1つでいいです。

 これらを集めたらまず、ハンマー製作でDvergr Extractorから作れるSap Extractorを光っている樹(The ancient root is pulsating with energyと表示されるもの)の上に建てるとSap(樹液)が抽出できます。
 次にBlack coreを使ってハンマー製作からEitr Refineryを作り、前にSap、上にSoft tissure(Dvergrの住処の箱や霧の地の大きな頭蓋骨の中から入手可能)を入れるとRefined Eitrが作られます。
 これでやっと作成設備が作れるようになります。

おわりに

 いいゲームなので遊んでね。 
https://store.steampowered.com/app/892970/Valheim/

この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

連休にやりたいゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?