マガジンのカバー画像

インスタントフィクション(ちょー短い話)

7
ショートショートのタネ。咲くかどうかはわからない。
運営しているクリエイター

#超短編小説

星葬 【インスタントフィクション #04】

「死体は燃えるゴミの日に出してくれ」  それが彼の遺言だった。  彼が死んで最初の金曜日。…

ソムリエ 【インスタントフィクション #03】

 ワイングラスの縁に鼻を引っ掛けて、彼は香りを楽しんでいるようだった。グラスの中には薄い…

歯医者 【インスタントフィクション #02】

「奥歯が痛くて、診てもらえますか?」  彼はそういって、わたしに背を向けると、おもむろに…