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わりと日刊だらく[No.76]〜禁煙6ヶ月の所感〜

今日の散文


禁煙6ヶ月の所感


今回の禁煙は100回目くらいの試行でした。本当に誇張なしでそれくらい禁煙を試行し続け考え続けてきました。

以前は2年と数ヶ月禁煙していた時期もありましたが、我慢をベースとする生き方をしていたので、また吸い始めてしまいました。

その経験から「我慢ダメだな。吸わなくても平気とか、吸いたくないって思えないと禁煙は無理だわ」という感じの気づきを得てから、無理せずに禁煙する方法を探ってきました。

正にそれが今達成されているのだと感じます。


今回は、最初の3日目くらいが吸いたい欲求のピークで、あとはほとんど吸うのを忘れているという感じで、特につらいという感じはありませんでした。


最近、ものすごく強烈な我慢をする経験が久しぶりにあり、それで喫煙の欲求を思い出したので禁煙をしているのを思い出しました。

確か9/8or9/13に始めた気がする。なので6ヶ月くらい。


本当に全然つらくなかった。禁煙していたことを忘れていたくらいだし。

禁煙において大事なのは、強烈な我慢をしなくても済む環境とか、強烈な我慢をする癖をやめて適度にリフレッシュするように心がけることだったりするなぁと、禁煙したのを2ヶ月ぶりくらいに思い出した僕は思いました。

結局のところ、喫煙も飲酒も、基本的にはストレスから逃れる術として使われていき「ストレス=薬物摂取に逃げる」という構図から逃れられなくなってしまうのが問題。

薬物での解決というのは、本質的な解決ではない。

本質的な解決というのは、さっき言ったように「環境を変えること」と「気付きや習慣の力でストレスをコントロールすること」だと僕は考えます。

一番良かったのは「仕事を辞める」「人間関係を完全にリセットする」でしたね。

これは禁煙に限らず、僕にとってはすべての問題を解決するための方法でした。


自分のストレスの原因が何なのか、何かを完全に辞めることによって見えてきたりします。

タバコを完全にやめても、ストレスの原因が見えてこないのでは、本質的な解決になりません。

他にも「食生活を変える」「睡眠を変える」「労働の仕方を変える」「祈る」など色んなことを変えてきた結果として、それらの要素によって何が変わるのかを把握し、ストレスの原因を的確に自分で把握できるようになったから、タバコを吸わないくらいの軽度の自己コントロールができるようになったんですね。

「何かをやめてみること」「何かを始めてみること」これらを一定期間やったりやらなかったりして、その中で得た感覚から「あ、これは健康に良くないんだな」とか「これはすごく健康に良さそうだな」とか暫定的に良きことを決めて悪しきことを排除していく、基本的にはそれだけです。

このように、禁煙を通じてわかったのは、禁煙をするための方法ではありませんでした。

「人生全体をコントロールしたらいいか」という感じの大きな問いがあり、実際の問題に対してひとつずつ小さな答えを出しながら丁寧にやっていく、それしかないのだろうなと思います。

タバコを無理矢理やめても人生は良くなりません。2年ちょいの禁煙生活でそれは実証済みです。

タバコを吸っていても幸せならそれでいい。僕はタバコで身体に悪影響が出ていたのでやめないと幸せになれなかったし、その依存形式の中に自己コントロールの放棄があったのでその問題を解決する必要があった、ということです。

今回の禁煙の成功は、僕にとって大きな節目であったのだろうなと思います。

これまで積み重ねてきた色んな経験に支えられた良い成功体験でした(忘れてたけど…)。


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