クロスノエシス 4th ワンマン「blank」独自の世界を演じ会場を支配
OGP画像は以下より拝借https://twitter.com/suroro777/status/1475501354848485377
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2021年12月21日、Spotify O-EASTでクロスノエシス 4th ワンマンライブ「blank」が開催された。
このライブは今年の5月に恵比寿LIQUIDROOMで行われた3rdワンマンライブ「Space」の最後に告知されたもので、クロスノエシスの2021年の集大成となるライブであった。
クロスノエシスはこの間に2枚のシングル「moon light」と「awake」をリリースするなど、着実に活動を続け、それぞれの表題曲のカップリングである「光芒」と「幻日」をマッシュアップした「幻芒」、音源未配信の曲「翼より」、さらには11月に大阪で初披露された箱船を意味する新曲「ark」など数多くの謎をばらまき続けてきた。
今回のライブは、事前の練習量の多さはもちろんのこと、メンバーも11月末から連日のツイキャスなどの配信や、チケットお渡しイベントが急遽開催されたり、youtube動画を次々と投稿するなど、あらゆる手立てを駆使して集客に努めていて、強い意気込みとこだわりを開始前から感じさせるライブだった。
告知の様子
そして迎えた当日、Spotify O-EASTには12月の平日という苦しい日程にも関わらず多くの人が集まった。
ライブが始まると巨大なライティング設備が目を引く中で、開始直前、男声の声で是非席をお立ちになってくださいという趣旨のアナウンスがなされ、会場は総立ちで始まった。
※この先のレポートは一部公式発表のセットリストとは異なりますが筆者が受け取った現象はこうだったということでご了承ください。
※また、本当に記憶が欠損している箇所もあるためそこについてはご了承ください。
当日の写真はこちら(随時更新)
開幕はseedだった。
この曲は現在配信中のミニアルバムchronicle内の曲SEEDとは別の曲という扱いになっており、現体制では初めての披露ということになっている。
その後インカーネイション、薄明、幻日と盛り上がる曲を一気に続けライブは一気に過熱する。
しかし、その盛り上がりはメンバーが捌けることで一気に沈静化する。
音楽とともにVJが流れ、沈む鉄塔や自然の風景や映像が流れる中で最後に日食と思われる映像が終わると現衣装を白くした新衣装をまとったメンバーが入場してくる。
そしてノイズのようなVJをバックに歌のないインストだけの曲でメンバーが舞いを続ける。
さらに新曲「幻光」(幻日と光芒の母体となった曲) 、「翼より」、「ark」と未配信の曲が意味深に続く。
再びメンバーが捌けてVJパートになる。
ここでも湖畔や雲と木々といった自然の映像が流れ、最後にだんだん大きくなるクロスノエシスのロゴとともに、太鼓を強く叩くような音が続き、生命の鼓動を感じさせる演出となっていた。徐々に大きくなっていくロゴは、最後に今回のライブのロゴが表示されて止まる。
そして、現衣装に戻ったメンバーが再入場してくる。
以後はライブパートに戻り以下の順番で何事もなかったかのようにライブは「in the Dark」で再開する。
「moon light」の後の「VENOM」がノータイムで披露されるなど、曲のつなぎや盛り上がりを意識したセットリストで客席を魅了する。
しかし、そう思わせた次の瞬間にはミステリアスを孕んだ「光芒」が披露され、客席は再び緊張感に包まれる。
が、残夜、VISION 、awakeと何事もなかったようにライブを行う。
ここで一度ライブは終了しメンバーが捌ける。
アンコールを求める客席の手拍子がずれることなく続き、ライブTシャツを着たメンバーが再入場する。
MCではそれぞれが思いや、決意、感謝の念などを述べた上で今回の新曲「幻光」が再び歌われ、最後には現行体制になってから初めて作られた曲「VOICE」が歌われてライブは終了する。
本公演中には1st Full Albumの発売と3rd anniversary tourの東名阪での開催が発表された。
そして終演後に発表されたセットリストは筆者が記憶していたものとは違うもので、こうした仕掛けもまた、クロスノエシスの"世界"にはまっていく1つの要素になりそうだ。