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ショート小説「学校は嫌だ」

「学校行きたくないな」

夏休みが終わり,今日から学校が始まる.

私にとっては学校は苦痛な場所だ.

夏休み中は,数少ない友達や家族とお祭りに行ったり,花火をしたりと楽しい日々を過ごしていた.

楽しい日々を過ごしている時は学校のことを忘れることができた.

ただ,休みが少なくなってくると学校のことが頭によぎり,気分が悪くなってくる.

いつからこうなったのかは覚えていない.

いじめられてもいないし勉強もそこまで嫌ではない.

ただなぜか行きたくないだけ.

親にはこのことは話していない.無駄な心配をかけたくないからだ.

自分でどうにかしたいけど,どうにもできない.

もう考えることはやめた.

今日から始まる学校.憂鬱な気分のまま私は家を出る.

「行ってきます…」

また苦痛な毎日が始まる.


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